音声読み上げソフトをご利用のお客様へ。

名鉄資料館

パノラマカー登場50周年記念写真展(平成23年 春季特別展)

開催期間 : 2011.5.5~2011.6.30

日本初の前面展望車として、昭和36(1961)年6月1日に7000系「パノラマカー」が登場してから、今年でちょうど50年になりました。
パノラマカーは、登場以来、平成21(2009)年に引退するまで48年間名鉄のシンボルとして活躍しました。パノラマカーが活躍していた時代の写真の数々をご覧ください。

2011(平成23)年5月5日~6月30日に名鉄資料館で開催した「パノラマカー登場50周年記念写真展」の中から展示写真の一部を御紹介いたします。

パノラマカー登場50周年記念写真展会場

パノラマカー登場当時の写真から、さよなら運転、保存展示までの写真65点を展示した。
会場に置いてある椅子は、パノラマカーの特急特別車に使用されていたもの

パノラマカー登場50周年記念写真展会場(上の写真の逆方向から見る)

パノラマカー写真集「パノラマ☆ファンタジー」の写真を撮影された、小林弘雄、林 英樹、和田 浩の三氏の協力も得て、写真集掲載写真の中から21点を大判(全紙)で展示

資料館に展示してある、パノラマカーの先頭に取り付けられた「Phoenix」エンブレムと、ブルーリボン賞盾など。
登場の翌年に逆富士型の行先表示器が取り付けられたため、Phoenixエンブレムは撤去されたが、平成20年「Phoenix」復活運転で一度限りの復活を果たした。

パノラマカーの登場前に、宣伝用に書かれたイラスト。

素晴らしいデザインの車体で、塗色はいろいろ検討された結果、スカーレット(赤色)に決定した。
地味な色の電車が多かった時代に、鮮やかなスカーレット一色の車体は人気を集めた。
「名鉄=赤い電車」の歴史はここから始まった。

パノラマカーの撮影用試運転
国府付近 1961(昭和36)年5月頃

パノラマカー登場を記念して、名鉄ではPR映画「ぼくらの特急」を制作した。
その映像撮影用に3800系電車を併走させ、その車内から躍動感あふれる走行映像を撮影した。

パノラマカー営業運転前の試運転
名電長沢付近 1961(昭和36)年5月頃

営業運転に先立ち、試運転を繰り返し、試乗会も何度か開催した。

パノラマカー運転開始
豊橋駅 1961(昭和36).6.1

パノラマカーの営業運転は、昭和36年6月1日に開始された。
豊橋駅で盛大に出発式が行われ、テープカットされた瞬間!

10両編成のパノラマカー
伊奈~国府 1961(昭和36).9.7

外務省の海外宣伝映画「日本の四季」用に、登場して間もないパノラマカー(6両編成)を伊奈駅構内で10両編成に組替え、1961(昭和36)年9月7日 伊奈~国府4.6kmを走行した。

ブルーリボン賞受賞記念列車
鳴海駅 1962(昭和37).5.26

パノラマカーは、登場した翌年に鉄道友の会から「ブルーリボン賞」を受賞し、記念のヘッドマークを付けて走行した。
このヘッドマークのデザインを基に、それから間もなく、逆富士型の行先種別表示器が先頭部に取り付けられた。

7500系の8両固定編成
名電山中~藤川 1967(昭和42)年頃

7000系パノラマカー登場から2年後の昭和38年に、7000系を高性能化した7500系パノラマカーが登場した。
外観は7000系とほとんど同じであるが、車体を160mm低床化したので、運転台が少し高くなったような印象を受ける。
昭和42年に中間車を増備して8両固定編成化し、豊橋~岐阜の特急列車で運用された。運用の効率化のため昭和45年に再び6両編成に戻されたため、活躍期間3年間であった。

蒲郡線を走るパノラマカー
昭和40年代後半

パノラマカーは登場以来、昭和50年まで毎年のように増備され、本線だけでなく、支線にもパノラマ直通特急が走るようになった。
パノラマカーの最盛期は、7000系が24編成116両、7500系が12編成72両、計188両が活躍し、文字通り名鉄の顔であった。

特急電車と特急バス
昭和40年代後半

1967(昭和42)年に名鉄バスセンターが開業した。バスセンターを出発した特急バスと新名古屋の隧道を出たパノラマ特急の組み合わせは、当時の名鉄を代表する風景であった。

河和駅に並んだパノラマカー
1977(昭和52)年8月
(服部重敬氏撮影)

終着駅では、このようにパノラマカーが並ぶ風景も見られた。右が7500系で、左2本が7000系。並んでみると微妙な違いがよく分かる。
昭和52年3月のダイヤ改正で、座席指定特急(全車特別車)を「特急」に、特急(全車一般席)を「高速」という列車種別にした。「特急」は黄色の行先板を付けた。

パノラマカー白帯特急
本宿付近 1982(昭和57)年3月
(服部重敬氏撮影)

1982(昭和57)年、有料特急の差別化を図るため、内装を改良し、白帯を巻いたパノラマカーが登場した。
行先種別板も小型のものに変更され、行先の地色が緑になった。

パノラマ3兄弟
犬山検査場 1988(昭和63)年

パノラマカーは20年以上、名鉄の代表車両として活躍した。
前面展望車の流れを汲む後継車として、パノラマDXが1984(S59)年に登場、更に、パノラマsuperが1988(S63)年登場した。
左から、7000系パノラマカー、8800系パノラマDX、1000系パノラマsuper

ページトップへ