地域の課題解決に向けたまちづくり。
自分が育った街をより良く変えていきたい。

Takashi.O

名鉄都市開発 
まちづくり事業本部 
まちづくり事業部 
企画グループ
2010年入社 
工学研究科修了

Career Step

Step1
鉄道現場研修後、名鉄不動産(現:名鉄都市開発)へ出向。分譲地や住宅、マンションの販売に携わる。デベロッパーの立場から主体的に案件を進められることに楽しみを感じつつも、多くの協力会社が関わる中で、自身の業務軸がブレないように意識して業務にあたる。
Step2
不動産部門へ配属。鉄道会社ならではの沿線の土地売買を経験。その後、名駅再開発推進室へ配属となり、ビッグプロジェクトである名駅再開発の企画構想・検討に携わる。多くの関係者と目標を共有し、協議を重ねた。
Step3
名鉄不動産との統合で新たに設立された名鉄都市開発へ出向。沿線駅を中心に賑わいを創出するまちづくりや、駅前再開発の企画を担当。地域と連携した取り組みも増え、企画検討の領域も拡大。新たな知識の習得に努めている。

入社動機・仕事内容

大学院では原子力発電所に関連した素材について研究していました。しかし理系で就職しても、これらの知見を活かす研究が継続してできるとは限らないと思い、より広い視野で就職を考えました。その上で私が大切にしたのは、「どんな仕事をするか」以上に、「どんな人と仕事をするか」ということでした。また、名古屋で生まれ育った私には、地元に貢献したいという想いもありました。幅広い事業分野を有していることに加え、出会った人や会社の雰囲気に魅力を感じ、最終的には直感的に自分に合う会社と感じて入社を決めました。

現部署では、沿線を中心に地域の方々と連携してまちづくりの検討を行っています。
様々なエリアにおいて、開発の検討・推進を行っておりますが、いずれの案件でも重要なのは、その案件が成功するかだけではなく、地域の課題解決に資するものであるか、ということです。そのため、行政を含めた地域の人々とコミュニケーションを重ね、賑わいの創出をはじめ、エリア全体が活性化するためのまちづくりを主眼において取り組んでいます。

仕事のやりがい

現在の業務は検討領域が幅広く、一つひとつの案件に向き合うたびに、まちづくりの正解は一つではないことを痛感しています。多角的な観点から案件をとらえ、まちづくりを考えていかねばなりません。例えば地域活性化と言ってもそれぞれの地域に特色があり、それらを踏まえて検討していく必要があります。多くの地域は何かしらの課題があり、その解決に悩んでいるケースが少なくありません。当社も地域住民の一員として、行政や地域の方々と協力し、地域の課題解決に向けて取り組んでいきます。

私は入社以来一貫して不動産に関わってきましたが、現在の取り組みは不動産部門の中でも新しい領域であり、様々な案件に携われることが魅力の一つです。しかし、領域が幅広い分、新たな知識の習得も重要であると考えています。時には他部署や先行している事業者から情報収集し、状況を整理した上で業務にあたることを意識しています。現在多数の案件を担当していますが、これらの多くは具現化するまで十年以上の時間を要します。自分が推進したプロジェクトで新しい街が生まれたとき、大きな達成感を感じることができると思っています。そのときに向けて、今は地道に、ひたむきに、各案件に向き合っていく考えです。

今後の目標

今後もまちづくりに関わっていきたいと思っています。たとえば、電車を利用しない時でも、駅前に行きたくなるような街を創っていきたいです。駅前の魅力で人が引き寄せられれば、そこには今までにない賑わいが生まれるでしょう。まちづくりは企画・開発・運営が折り重なり、長い時間をかけて進めていくものです。短期間で成果が生まれる仕事ではありませんが、そうした自分の取り組みが入社当初考えていた地元への貢献に繋がっていくと思っています。「自分が育った街をより良く変えていく」、それが将来に向けての目標です。

これまで名駅再開発も含め、この地域の中心拠点の開発に携わり、困難な事象をクリアしてきたことは、自身の成長の糧になっています。現在携わっている幅広い領域において、一つひとつの案件に真摯に対応することが、将来の自分のキャリア形成にも繋がっていくと思っています。これまでの経験を活かし、さらに知見を積み重ねていくことで、より広範なまちづくりに貢献していきたいですね。