エリア版MaaSアプリ「CentX」
利用拡大により地域活性化に貢献する。

Anzu.N

地域活性化推進本部 
地域連携部 
交通サービス担当
2018年入社 文学部卒

Career Step

Step1
入社後、鉄道現場研修を経験。現場における安全へのプロ意識の高さや、人命を預かる責任を実感。名古屋鉄道が多くのお客さまの生活を支えていることを改めて認識した。
Step2
中部国際空港の機内食調製会社「名古屋エアケータリング」へ出向。航空会社向けの機内食営業を担当した。その後、機内食をレストランで提供する新規事業に取り組む。事業実現の過程で企画力および実行力を養った。
Step3
経営戦略部へ配属。投資家に向けた企業情報の発信や環境保全施策などに取り組む。その後は新たに発足した地域活性化推進本部に異動。地域に根差した交通サービスを展開すべく、エリア版MaaSの実現に向け、取り組んでいる。

入社動機・仕事内容

私は愛知県出身ですが、学生時代に県外に出たことをきっかけに、それまで感じたことがなかった「地元愛」が生まれました。そのため、就職活動時は地元貢献に繫がることがしたいと思い、愛知県内に絞って企業選びを行いました。また、人々の生活を支える仕事に携われることも重要視していましたが、様々な業界に興味があり、決めかねていました。そこで、多彩な事業を展開しており、地元貢献にも携われる名古屋鉄道は、自分にとって理想のフィールドだと感じて入社を決めました。

私が所属する地域活性化推進本部は、開発、交通、観光レジャー事業などを併せた“包括的なまちづくり”の司令塔としての役割を担い、グループ一体となった沿線・地域の活性化を推進することを目的に新設されました。私はその中の地域連携部交通サービス担当として、地域を交通の分野から活性化することをミッションとしています。中でも現在最も注力しているのが、エリア版MaaSアプリ「CentX」の推進です。CentXは、複数の交通機関を組み合わせた最適なルートを提案するだけでなく、イベント情報を発信したり、チケット販売機能も備えています。CentXの利用拡大で、地域の人々に「お出かけ」を促すことで地域を盛り上げ、活性化を推進していきたいと考えています。

仕事のやりがい

「CentX」は、MaaSという新しい概念がベースにあります。MaaSとは「Mobility as a Service」の略称で、一人一人の移動ニーズに応じて複数の交通サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスです。観光や小売り等の交通以外のサービスとの連携により、移動の利便性向上や地域の課題解決にも資する重要な手段とされています。CentXは愛知県・岐阜県を中心とした中部エリアに特化したMaaSアプリです。CentXの利用拡大により、公共交通機関の利用促進や沿線・地域の活性化を促進していきたいと考えています。またCentXは、公共交通事業者の課題解決にも資するツールとも位置付けられていますので、地域の交通事業者や自治体などにも活用してもらえるよう、積極的に提案していきたいと考えています。

会社として取り組む新しい分野だけに、「CentX」の利用拡大に向けた各種施策の提案など、私のような若手でも自分のやりたいことに挑戦できるのが魅力です。上司をはじめ周囲も挑戦を後押ししてくれるため、自身の想いや考えを発信しやすい環境だと感じています。正解がわからない難しさはありますが、だからこそ、考える力や実現に向けて突き進む行動力が養えていると感じています。

今後の目標

以前、名古屋エアケータリングで新規事業を担当した経験は、私にとって大きな財産になっています。様々な新規事業に取り組む中で、自分のアイデアを具現化する充足感を味わいました。現部署でも、将来振り返ったときにチームの一員として愛知・岐阜エリアの交通の発展、そして、賑わいの創出に寄与できたと思えるような仕事を残していきたいと考えています。
私のミッションは、交通で地域を活性化することであるため、CentXの利用拡大だけでなく、地域の特性に合わせた新たな交通サービスの検討も大きな役割です。例えばある地域では、利用者の予約に応じて運行する乗合型の交通サービス「オンデマンド交通」の運行実験なども行いました。地域が抱える課題を解決し、地域活性化に貢献していく――。日々、困難な壁に突き当たるものの、やりがい十分のフィールドです。