数十年後の未来を見据え、
利用する方の立場で考え実行する。

Yoshimitsu.K

鉄道事業本部 土木部 建設課 2011年入社 
創成シミュレーション工学専攻修了

Career Step

Step1
研修後に配属された東部土木管理区では、本社と現場の双方と関わりながら業務を学ぶ。線路の保守について一から学び、その経験が建設課の今でも活き続けている。
Step2
土木管理区での2年を経て、本社の土木部土木課へ。電気関係・車両関係・運転部門の人たちや他社と接する機会が増え、視野も人脈も広がった。主に担当した業務は、線路保修工事の予算管理。
Step3
2年後に土木部建設課へ。現場に近い土木課に比べ、建設課では自治体などとの協議案件が多くなった。土木課と建設課の両方を経験したいという希望が叶い、現在に至る。

入社動機・仕事内容

名古屋鉄道を志望した当初、大学院まで専攻していた土木系の職種は採用数が少なく、実は総合職の事務系で応募したんです。仕事内容よりも、入社後の環境、社員の人柄や社内の雰囲気を重視して、先輩社員との座談会でもその点をメインに質問しましたね。そのときに「近藤君って、うちの会社にいそうだよね」と言ってもらえて、働いている人がそう感じてくれるなら、名古屋鉄道でやっていけるんじゃないかと思ったのを覚えています。決め手となったのは、選考の途中に技術系の土木で働くことを薦められたこと。会社から薦められるなんてご縁だなと考え、名古屋鉄道に決めました。

東部土木管理区、土木部土木課を経て、現在は建設課に所属しています。主な業務は、鉄道高架化事業における自治体との協議・設計・施工監理や、駅のバリアフリー化工事の計画・設計・施工監理。最近では、ある踏切を廃止し、新しく線路上に跨線橋を架ける事業を自治体等と協議しながら進めています。

仕事のやりがい

2015年の台風18号に対する警戒時のこと。この台風の影響で、沿線に大きな影響が出ると予想され、現場係員が巡視などの警戒体制を敷いていました。

当時私が所属していた土木課は本社にあり、情報を収集して現場へ指示を出す役割を担っていたのですが、このときは被害が数カ所で発生したため、本社からも現場事務所や現地へサポートに向かいました。また、本社内もいろんな部署が協力し合って対応していました。他部署も含め本社と現場が一体となり、早期運行再開に向けて団結。このときのことがとても印象的で、地域のインフラを支えているんだという責任と、大きな使命感を感じましたね。

建設課では自分が担当する工事現場へは指示を出しますが、土木課にいたときほど現場(沿線)とのやりとりは多くありません。でも、この経験もあり台風などが発生すれば、自分が何かできることはないか気になってしまいますね。

今後の目標

建設課に異動してまだ日が浅いため、今は毎日が勉強です。ひとつの計画の提案に対して、土木部建設課としての考えだけではなく、運転の業務から見るとどうなのか、お客さまの快適な利用は検討したのかなど、上司や先輩から指摘され、多様な視点から検討していく大切さと難しさを痛感しています。

建設課の業務は、高架事業など何十年も前から協議されている案件や、数十年後の計画を協議している案件もあります。名駅再開発に関わりたい思いも正直ありますが、今はどんな仕事でも前向きにチャレンジしたい。自分の考えをしっかり持ちながらも多角的に検討し、長期的な安心・安全を確保することを目指して。

この先何十年と利用される駅や高架などの工事を行うわけですから、日々気を引き締めて業務を行っていきたいと考えています。