次代の名鉄にリーチするDX推進を担う。
「攻め」と「守り」のDXが、
名鉄の進化を促す。

Tomohiro.K

デジタル推進部 
グループDX担当
2002年入社 
情報文化学部卒

Career Step

Step1
鉄道現場研修後、広報宣伝部門へ配属。中部国際空港の開港、愛知万博などのビッグプロジェクトに携わり、メディアにも多数出演した。「日本一、元気な街・名古屋」を発信することで、名古屋鉄道が地域の発展に寄与していることを強く感じた。
Step2
その後は様々な部署を経験。関連事業本部監理部(現:グループ事業部)を2年、財務部を3年、人事部を2年、濃飛乗合自動車出向を2年と幅広い業務を担当し、人脈も広がる。将来、経営者になるために必要な経験を積むことができた。
Step3
その後、事業推進部インバウンド担当(現・地域連携部ツーリズム担当)へ配属。グループ全体のインバウンド事業を統括する部署として、全方位の発想が必要なことを実感。担当4年目に管理職となり、プロジェクトマネージャーとして各種プロジェクトを推進。

入社動機・仕事内容

就職活動では、主に小売・流通業に興味がありました。その中で、名古屋鉄道を受験したのは、実家が名鉄沿線だったため「せっかくだから受けてみよう」と思ったのがきっかけです。しかし、面接が進むにつれて、とてもアグレッシブな企業だということがわかり、名古屋鉄道の志望度が上がっていきました。当時は、中部国際空港の開港と愛知万博の開催が控えており、そういったビッグプロジェクトに携われるという点に加え、将来はグループの幹部候補という点に魅力を感じ、入社を決意しました。またそのときの採用担当者が、名古屋駅周辺の景観を一緒に見ながら、「私たちはこの地域を支えているという想いを強く持って仕事をしている」と語ってくれた言葉が、今でも印象に残っています。

現在、デジタル推進部グループDX担当として、名古屋鉄道だけではなく、名鉄グループのデジタル・DX推進に取り組んでいます。DXには大きく分けて「攻めのDX」と「守りのDX」があります。「守りのDX」は、いわゆる業務の効率化です。ペーパーレスやRPA導入などがその好例で、当社でもある程度実現できていると思っています。一方、収益を確保する手段としての「攻めのDX」は実現が非常に難しく、実現できている企業もそう多くはありません。この「攻めのDX」を当社で実現することに加え、グループ各社がまずは「守りのDX」を確実に実現できるように、親会社としてサポートすることが私たちのミッションです。

仕事のやりがい

「攻めのDX」実現に向けて、AIやクラウド、メタバースなど最新のデジタル技術について情報収集し、多角的な検討を進めています。これまでの取り組みで特に印象深い仕事が、エリア版MaaSアプリ「CentX」をリリースしたことです。単なるルート検索だけでなく、中部圏の活性化や公共交通機関の利用促進に繫がる交通プラットフォームに育てるべく、「アジャイル開発」という、短いスパンで改修⇔リリースを繰り返す手法を採用し、UI・UXの向上に努めています。リリース後も沿線ハイキングのデジタル化や、QRコードによるウェブチケットの実装など、「CentX」を進化させることにやりがいを感じています。

また、数年前に当社のグループウェアが更新され、社内の連絡手段が電話からチャットに、稟議方法が紙からデジタルに移行するなど、業務が劇的に変化しています。コロナ禍で事業見直し等の様々なプロジェクトが立ち上がる中、業務が効率化されたことでより生産性が向上したと思います。こうした「守りのDX」も確実に推進していくことが、グループ全体のデジタル・DX推進にあたって重要なことだと考えています。

今後の目標

DX(Digital Transformation)推進を考える場合、「Digital」の部分は資金さえあれば可能だと思いますが、「Transformation」は経営者の理解、事業部門それぞれの意識、デジタル部門担当者のスキル等が必要となり、それらはプロジェクトのブレーキとなる可能性もあります。DXの意義やその推進がもたらす効果を名鉄グループの経営層から社員までしっかりと伝え、まずはプロジェクトの速やかな始動を実現していきたいと考えています。

入社して20年が経ちましたが、最近でもインバウンド・業務プロセス改革・DXと、自他ともに認める、時流に乗った幅広いキャリアを歩んでいます。これまでがそうだったように、これからも現在携わっている業務に全力を注ぎ、仲間と切磋琢磨し合いながら成長していきたいと考えています。目標は若いうちに経営に関与できる立場になることです。中部圏をリードする経営者を目指すことができるのが、名古屋鉄道の総合職の大きな魅力だと思っています。