自分の手が担う一つひとつの仕事が、
鉄道という大きな事業を支えている。

新田 裕樹Nitta Hiroki

鉄道事業本部 土木部 中部土木管理区 2001年入社 環境建設科卒

Career Step

Step1
線路班に配属され、線路の維持・管理の最前線で働く。水準器で線路の高低差を確認するなどの基本作業はもちろん、電車が通過する音から線路の異常がわかるなど、職人技も身につけた10年間。
Step2
矢作建設工業へ3年間出向。長期計画の工事や大規模工事の現場責任者を経験。大勢の作業員が効率的かつ正確に動けるよう計画を立て、複数作業の指示・管理を行うスキルを身につける。
Step3
工務担当として名古屋鉄道に復帰。矢作建設工業との打ち合わせや発注を含め、工事全体の計画から監理まで行う立場として責任が増す。さらなる知識の修得とノウハウの蓄積に力を注ぐ。

入社動機・仕事内容

入社する前は、鉄道土木の仕事や、線路保守とはどんな業務なのか、よくイメージがつきませんでした。学校の先生から薦められたのが入社のきっかけです。ただ、名古屋鉄道を利用して通学しており親しみはありましたし、学校で学んでいた分野からも遠くはなかったので、地域に密着したこの会社で働いてみようと思いました。

入社後、土木の仕事は、知れば知るほどおもしろくなっていきました。入社後10年間は線路班に所属し、線路の維持・管理の現場を経験。その後、グループ会社の矢作建設工業に出向し、線路工事の現場責任者として太田川高架化工事に携わりました。現在は中部土木管理区の工務担当として、線路工事の設計・発注・監督業務を行っています。修理や工事が必要な部分があるという報告を線路班から受けると、実際に調査に向かい、設計図面を作成して予算書を作ります。予算が下りたら施工書を作り、工事が始まります。コストと見比べながら、工事業者の手配やスケジューリングを進めていきます。そうして自分が設計したものが実現するんですから、やりがいは大きいですよ。

仕事のやりがい

知れば知るほどおもしろくなっていく。チャレンジのレベルがどんどん上がっていく。どの部署でもそれぞれにおもしろさや達成感がありました。線路班では、20kmくらいの範囲を一週間に1回巡回し、自分たちで悪い箇所を見つけ、自分たちでスケジュールを組んで対応していました。目や耳、手触りなどの感覚で異常を発見する職人技も身につけましたしね。

矢作建設工業では高架化工事が印象に残っています。これまで地面を走っていた路線から、上空を走る新しい路線へと切り替えるわけです。その日の営業列車の終了後、翌朝の始発列車が通過するまでに完遂しなければなりません。延べ200人近い作業員が一斉に工事を行い、私はそこの工事指揮者として作業の指示・管理を行いました。無事工事が完了し、始発列車が上空を通過していく姿を見たときには、大袈裟ではなく感動しましたよ。

そして現在、私が所属する工務担当は、矢作建設工業に発注する側です。当時培った人脈は非常に役立っていて、信頼関係のもとで仕事に取り組めています。

今後の目標

工務担当に異動してからまだ日が浅く、覚えなければならないこと、経験することはまだまだたくさんあると感じています。路線は場所によって条件が違いますから、ふさわしい工法は何か、適切な材料は何か、対応力を高めなければなりません。もちろんコスト面からも考えます。まずは、今の私の役割をしっかりと果たすことが最優先だと考えています。

今はパソコンに向かう仕事が多いのですが、またいつか、線路班に戻って仕事したいと思っています。現場の第一線で、仲間と協力し合って仕事することに大きな喜びを感じるんです。そして、自分の手で線路を直したい。そうなるためには、もっともっと成長しなければなりません。越えるべき山と向き合っていく中で、仕事の面でもそうですし、今後は後輩も増えていくでしょうから、人間的にも大きくなっていきたいですね。