名古屋鉄道 - MEITETSU 企業情報

会社情報 経営計画

名鉄グループ長期ビジョンおよび長期経営戦略(2018年3月策定)

名鉄グループでは、2012年3月に名鉄グループの長期的な方向性を示した「2020年のあるべき姿」および「長期経営戦略」を策定し、名駅再開発が本格的に動き出していると思われる2020年頃までを財務体質の強化など、「強固な経営基盤の確立」に向けて邁進する期間と位置づけ、経営を推進してまいりました。

中期経営計画「PLAN120」(2012年度~2014年度)および「PLAN123」(2015年度~2017年度)期間中では、業績の向上や財務健全性の大幅な改善により、名駅再開発に向けた「強固な経営基盤の確立」は計画通り達成できる見込みである一方、「新たな柱となる事業の創出」などについては、進展はあったものの、今後の継続課題であると認識しております。

今後、当社グループを取り巻く事業環境は、人口減少・少子高齢化の加速、技術革新の進展、インバウンドの更なる増加など、大きく変化することが予想されます。このような環境下においても、当社グループが持続的な成長を目指すためには、事業基盤の拡大や収益力の強化を図ることが不可欠と考え、今回、新たな長期ビジョンおよび長期経営戦略を策定することといたしました。

名鉄グループ長期ビジョン「VISION2030~未来への挑戦~」

-当社グループは、地域と共に生きる企業として、モビリティの提供やまちづくりを通じて、新たな魅力や価値を創造し続ける企業グループとなります。

-変化する社会のニーズを積極的に取込み、新たなライフスタイル・豊かな生活の実現をサポートすることにより、持続的な成長を図ります。

「VISION2030~未来への挑戦~」で目指したい利益水準
営業利益 700億円(連結ベース)

長期経営戦略

-日本一住みやすいまち、訪れたいエリアを創り上げ、定住人口と交流人口の拡大を図ります。

-積極的な投資や新たなビジネス領域への果敢なチャレンジにより、収益力の向上を図ります。

-人口減少、少子高齢社会においても持続的に成長するために、先端技術の活用などによる生産性の向上やイノベーションの創出に積極的に取組みます。

名鉄グループ中期経営計画「Turn-Over 2023 ~反転攻勢に向けて~」(2021年3月策定)

中期経営計画は、上記の長期ビジョン・長期経営戦略に基づく具体的な計画として策定しています。

中期経営計画「Turn-Over 2023 ~反転攻勢に向けて~」では、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした事業環境の変化によって浮き彫りになった当社グループの経営課題を踏まえ、まずは新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けた事業の構造改革に具体的にどのように取組んでいくのか、という「事業構造改革」の視点と、コロナ後に次の成長に繋がる基盤をどのように構築していくのか、という「成長基盤構築」の視点で計画及び目標を定め、取組みを進めてまいります。

基本方針

地域価値の向上に努め、永く社会に貢献し続けるため、コロナ後の新たな社会経済情勢に対応して事業を変革し、強靭な企業グループに再生を図ることにより、次の成長に繋がる基盤を構築する。

期間

2021年度~2023年度(3ヵ年)

重点テーマ

<事業構造改革>
1.交通事業の構造改革
2.旅行事業・観光バス事業・ホテル事業の構造改革

<成長基盤構築>
3.グループ一体となった沿線・地域の活性化
4.名駅再開発の事業着手に向けたプロジェクトの推進
5.今後成長が見込まれる分野の収益力強化による収益構成の見直し
6.DXの推進
7.経営課題に対応した体制づくり

目標指標(連結ベース)

2020年度実績 2023年度目標
営業利益 △163億円 350億円

(参考指標)2023年度
ROE(純利益/自己資本) 6%程度
ROA(営業利益/総資産) 3%程度
純有利子負債(※)/EBITDA倍率 6倍程度
株主資本比率 中長期的に25%程度
※ 純有利子負債・・・有利子負債 - 現預金・短期有価証券

配当方針

業績と経営環境を総合的に勘案しつつ、安定的な配当を維持する。

投資計画

BUILD UP 2020実績
(2018年度~2020年度)
Turn-Over 2023
(2021年度~2023年度)
投資総額 1,789億円 1,900億円
(内数) 戦略投資 620億円 600億円

発表資料