会社情報 沿革
当社は、明治27年の愛知馬車鉄道設立免許以来、これまで長きにわたり、地域社会に貢献し地域の発展とともに歩んでまいりました。
鉄軌道事業
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昭和16年、新名古屋駅(現名鉄名古屋駅)を開業した頃から、戦時色が次第に強くなり交通統制が進み、瀬戸電気鉄道、三河鉄道、知多鉄道など各地の中小鉄道を次々と合併していきました。そして、戦中戦後の混乱を乗り越え、昭和23年に豊橋~新名古屋~新岐阜間の直通運転が実現しました。さらに、経済復興が進むにつれ高性能車両の投入が盛んになり、同34年に全国初の通勤型冷房車5500系、同36年には前面展望車7000系(パノラマカー)を新造するなど、その後も、積極的に車両更新を進め、現在では、省エネタイプの3300系をはじめ代替が進み、快適性も大幅に向上しました。
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開発事業
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その他の取り組み
当社では、環境問題に対する意識の高まりを受け、平成10年に環境問題に全社をあげて取り組むため、「名鉄エコ・ビジョン」を策定しました。電車の消費電力の低減化(省エネ対策)、使用済み乗車券のリサイクル、レールの継目をなくしたロングレールや防音車輪の導入(騒音振動対策)などを通じて、環境の保全と向上のために組織的・継続的に行動しています。さらに、この取り組みを当社グループへも広げ一体となった活動を実施するため、同18年に「名鉄グループエコ・ビジョン」を策定するなど、名鉄グループ一体となった環境活動を推進しております。
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このほか、コンプライアンスへの取り組みとして、平成15年にコンプライアンス体制を確立するため「企業倫理委員会」を発足させ、名鉄グループ役職員全員の行動指針として「名鉄グループ企業倫理基本方針」を策定しました。この基本方針では、「ルールの遵守(法令遵守の徹底)」「安全の確保」「公正な事業活動」「積極的なコミュニケーション活動」「人と社会の尊重」の5つを基本原則とし、前例や概念にとらわれることなく、オープンで風通しのよい企業風土を築き上げていくこととしました。
名鉄グループ
当社は関連事業の展開に積極的に取り組んでおり、現在、名鉄グループは、交通、運送、不動産、レジャー・サービス、流通などの各分野からなる企業集団を形成しています。
交通事業では、豊橋鉄道(株)や名鉄バス(株)、名鉄タクシーホールディングス(株)などが、鉄軌道、バス、タクシーの事業を、運送事業では、名鉄運輸(株)や太平洋フェリー(株)などが、トラックや海運事業を営み、不動産事業では、名鉄都市開発(株)や名鉄協商(株)などが、不動産分譲業と不動産賃貸業を営んでいます。
また、レジャー・サービス事業では、日本モンキーパークや野外民族博物館リトルワールドなどの沿線レジャー施設を運営する(株)名鉄インプレスのほか、名鉄観光サービス(株)、(株)名鉄グランドホテルなどが、旅行業やホテル業等の事業を営んでおり、流通事業では、(株)名鉄百貨店などが百貨店業等の事業を営んでいます。
当社は、中長期的視野で、当社および名鉄グループが進むべき方向性を明確化する指針として「名鉄グループ経営ビジョン」を策定し、「地域価値の向上に努め、永く社会に貢献する」を使命と定め、「豊かな生活を実現する事業を通じて、地域から愛される"信頼のトップブランド"をめざします」を経営理念といたしました。
また、当社グループでは、2021年度を初年度とする3ヵ年経営計画「Turn-Over 2023 ~反転攻勢に向けて~」を策定しました。
この計画では、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした事業環境の変化によって浮き彫りになった当社グループの経営課題を踏まえ、まずは新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けた事業の構造改革に具体的にどのように取組んでいくのか、という「事業構造改革」の視点と、コロナ後に次の成長に繋がる基盤をどのように構築していくのか、という「成長基盤構築」の視点で計画及び目標を定め、取組みを進めてまいります。
当社グループは、こうした重点テーマを着実に推し進め、地域から愛される「信頼のトップブランド」の確立を目指し、より一層の業績向上を期する所存であります。