責任とプライドを持って、
鉄道というシステムの根幹を支える。

溝口 明宏Mizoguchi Akihiro

鉄道事業本部 営業部 業務課 1996年入社 文学部卒

Career Step

Step1
駅現場の研修後、運賃を策定する部署に配属。その後、財務部へ異動。コスト計算を通じて収入と費用の双方の数字が理解でき、鉄道事業の成り立ちを大きく捉えることができた。
Step2
2006年から国土交通省へ出向。国がどう考えて動くのか、自分なりに想像できるようになる。後の消費増税による運賃改定業務を担当した際に役に立ち、スムーズに改定を実現。
Step3
その後、予算管理部署や計画部に配属され、鉄道現場・社外との接点が増大。現在は営業部に移り、鉄道現場の人たちとの調整が数多くある中で、経験を活かしながら円滑に業務を遂行している。

入社動機・仕事内容

就職活動において、最終的に絞ったのは名古屋鉄道と外資系コンサルティング会社でした。共通していたのが、幅広い事業に関わり様々なことに挑戦できること。かなり迷った結果、名古屋鉄道を選んだのは、実はコンサルティング会社の方がおっしゃった「うちの会社ではこれがいいんだと考えて提案しても、実行の段階になると深いところまで入っていけないことがある」という言葉だったんです。事業に主体的、直接的に関わっていけるのは名古屋鉄道だ!と気づき私の心は決まりました。

今働いている鉄道事業本部営業部には、鉄道の利用促進に向けた商品やイベントの企画などを行う営業推進課と、お客さまが鉄道を利用する仕組みづくりを行う業務課があります。私は業務課に所属。鉄道事業を営むうえで、「駅」という現場では当然ルールに従って業務を遂行しますが、そのルールや制度を定めたり、指導をするのが私の仕事です。もうひとつ大きな業務としては、お客さまが駅で最初にご利用になる券売機や自動改札機といった駅務機器をどの駅にどう整備していくかを計画し、実行・管理しています。さらに、鉄道収入を審査・計算し、他の鉄道会社などとの精算も行なってます。

仕事のやりがい

鉄道事業は「労働集約型産業」と言われますが、「資本集約型産業」でもあり、実際に名古屋鉄道では、さまざまなルール・仕組みの中で人・装置が動き、事業が回っています。例えば、新しい駅務機器の導入。昔はICカードなんてありませんでしたよね。ですから、ICカードのように新しい仕組みが導入される度に新しいルールを定めなければなりません。お客さまから運賃をいただくシステム、ひいては鉄道というシステムをどのように構築していくか。業務課の業務は、鉄道事業の根幹を支えていると言っても過言ではありません。

もちろん、ころころルールが変わってはお客さまに迷惑がかかってしまう。時代の変化に応じて変えるところは変える、変えていけないところは変えない。十数名のスタッフ同士、しっかりコミュニケーションを取って協議・判断・実行することを心がけています。根幹を支えるこの業務は、プレッシャーもありますが、非常にやりがいを感じています。

今後の目標

グループ会社に出向して本社に戻り、再び出向する際には全く畑の違う会社に行く人もいます。つまり、幅広い経験ができる会社。そもそも私自身、いろんな経験がしたくて入社しました。鉄道事業に関してはかなり多くの経験ができたと感じています。このまま鉄道事業をもっと突き詰めたいという思いもあれば、一方で、自分の可能性を限定したくないという思いもあります。全く違う事業を経験したいという意欲はずっと持っていきたいですね。

入社後の選択肢が多彩なのも名古屋鉄道の大きな魅力だと感じています。事業や業務の多彩さだけでなく、ワークライフバランスもしっかり取れる。格好良く言えば「生き方の選択肢」が幅広くある会社です。名古屋鉄道に興味を抱いたり、名古屋鉄道を就職先として見定める理由は人それぞれだと思いますが、今皆さんが持っている可能性が活かされる会社だと思います。入社後には、もっと具体的に可能性の幅広さを感じられるはず。私自身がそうですから、そこは自信をもって断言できますね。