本物を求めて、犬山へ。
大人アガル犬山

第一章 「こだわりの、城と男」篇

第二章 「ふたりの歴史、これから」篇

第三章 「わたしだけの、宝物」篇

第四章 「大切な人にこそ、見せたいもの」篇

第五章 「夜の魅力に、酔いしれる」篇

第六章 「朝の光と、変わらないもの」篇

第七章 「城と川と、わたしたち」篇

第八章 「まだ知らない、魅力がある」篇

全篇ギャラリー

旅のしおり

季節情報

スポット

体 験

グルメ&ステイ

アート

犬山めぐりきっぷ

モデルコース

犬山を知る

本物を求めて、犬山へ。

全篇ギャラリーfull gallery

第八章

「まだ知らない、
魅力がある」篇

外国からやってきた友人を、地元犬山に案内する。

全身で驚いて、楽しんで、この街を味わう友人。

彼のおかげで、この街のことがもっと好きになりそうだ。

国宝 犬山城
「四百年以上つづく、
時間を忘れる景色です。」

外国から遊びに来た友達を、現存する日本最古の天守をもつ犬山城に連れてきた。沈んでいく夕日が木曽川や犬山の町を黄金色に染める。思わず息をのむその光景に写真も撮らずに魅入ってしまう。ただ景色を眺める。戦乱の時代にも、そんな時間があったかもしれないな。

日本庭園 有楽苑「弘庵」
「庭の紅葉も、池も、苔も。
この味に繋がっている。」

留学していた時の友達と、国宝の茶室「如庵」がある有楽苑にやってきた。丁寧に造られた日本庭園を進み、弘庵でお茶をいただく。大きな窓は外との境界を曖昧にし、光を注いでいる。そうか、全てはこの一杯の味を高めるためだったのだ。先人の知恵に、自然と背筋が伸びていた。
※特別な許可を得て撮影しております。

第七章

「城と川と、わたしたち」篇

家族に送り出されて、今日は親友と犬山へ。

守って守られて、共に発展してきた犬山城と木曽川。

本物がある町で見つけたのは、本物の友情でした。

犬山城下町
「いざ、わたしに還る旅へ」

江戸時代からの町割りが残る城下町を、ランドセルを背負っていた頃からの友達と進む。日常から少し離れたこの町にいるのは、ありのままの私だ。着物を着て人力車に乗り込む。大人げなくはしゃげる私って、案外いい年齢の重ね方をしてるのかも。

犬山城と木曽川
「重ねてきた年月が深みになる。
私たちも同じかも。」

昔からの親友と、久しぶりに犬山にやってきた。十代の頃は駆け足で通り抜けた木曽川のほとりを、のんびりと歩く。心地いいのは、犬山城と木曽川の飾らない美しさのせいだけではない。遠慮も見栄も必要なくなった私たちの間には、この町に負けない歴史があるから。

第六章

「朝の光と、
変わらないもの」篇

娘が幼い頃に来た犬山へ、再びやってきた。

もうすぐ家を出る娘との、泊まりの小旅行。

娘の寝顔を眺めるなんて、何年ぶりだろうか。

継鹿尾観音 寂光院
「自分と向き合う時間も、
気づけばこの子のことばかり。」

朝の澄んだ空気の中、紅葉のトンネルを通って寂光院に辿り着く。はじめての写仏体験。娘が元気で過ごせますようにと願いながら、仏様の絵を描いていく。思えば、この子が生まれてからずっと、願い事は娘のことだった。仏様のおかげで、そんな幸せに気づくことができました。

犬山焼窯元 後藤陶逸陶苑
「失敗も味になる。
このまちの伝統は、器が大きい。」

娘が連れてきてくれたのは、紅葉柄が特徴的な犬山焼の窯元。おしゃべりに夢中になっていたら、ちょっと大きめのお茶碗が出来上がった。ご飯を食べるたびに、今日を思い出すだろう。形になる思い出っていいかもしれない。きっとずっと、大事にできるから。

第五章

「夜の魅力に、酔いしれる」篇

長年連れそった妻を連れて、泊まりの犬山旅。

日帰りじゃないから、のんびりと。

犬山にも、妻にも。まだまだ知らない魅力がありそうだ。

犬山成田山
「自然と前を向く。
そんな帰り道です。」

「どうしてこんな高いところに…」なんて思いながら登った成田山の階段。その答えは、ご祈祷からの帰りにあった。目の前に広がる街並みと澄んだ空気に、心が軽くなる。いろんな気持ちの人が訪れるこの場所で、皆がこの景色を見ながら帰る。ここは確かに、名所だった。

犬山ローレライ麦酒館 丸の内店
「木曽川の恵みで、乾杯。」

犬山ローレライ麦酒。このビールは、木曽川の伏流水を使ってここ犬山で作られている。城下町にある古民家で頂く一杯は、犬山旅のはじまりにぴったりだ。このあとどう巡ろうか、作戦談義にも花が咲く。ふたり並んで歩いてきた僕らだから、向き合う時間も大事にしよう。

第四章

「大切な人にこそ、
見せたいもの」篇

社会人になって3年が経った。

憧れだった父も、ついに還暦に。

そのお祝いに、両親を犬山に連れてきた。

犬山成田山から望む国宝犬山城
「見せたかったのは、
大人になった僕でした。」

子どもの頃いろんな場所へ連れていってくれた両親を、犬山に連れてきた。歴史に文化、それに風情。本物がある町で、今までとはちょっと違う自分を見せたかった。そんな下心なんて、きっとお見通しなんだろうけど。それでも喜んでる二人の顔は、本物だったと思う。

ホテルインディゴ犬山有楽苑
「大人の贅沢って、
誰かのための贅沢なんだ。」

父と母に用意したのは、国宝犬山城が目の前で味わえるホテルディナー。テーブルに並んだのは、今まで見たことのないような美しい料理ばかり。いつもと変わらず賑やかな母に、今日は酔う前から饒舌な父。喜んでくれてよかった。ふたりの姿が、僕の心まで満たしてくれた。

瑞泉寺山門(犬山城移築門・内田門)
「何度も見たい景色は、
すぐ隣にありました。」

寺好きの母のために、瑞泉寺へやってきた。その途中「この門は、犬山城から移築されたって知ってるか?」と父が自慢げに言う。すかさず母が「昨日調べたのよね」と明かした。笑い合うと余計に息が切れた。階段をのぼりながら、「次の旅はいつにしよう」なんて考えてた。

第三章

「わたしだけの、宝物」篇

仕事では責任のある立場になって、

やりがいもあるけど忙しい毎日を送っている。

久しぶりの連休、ふらっと旅に出ることにした。

青龍山 瑞泉寺
「何も考えないって、
大人になるほど難しいから。」

窓の向こうで、国宝犬山城が見守っている。ふーっと深く息を吐いて、私の旅が静かに始まる。つい仕事や将来のことを考えてしまう私は、今日はお休み。何百年ものあいだ人々が己を見つめてきたこの場所で、私はただ私と向き合う。なんと贅沢な時間だろうか。

第二章

「ふたりの歴史、
これから」篇

付き合ってた頃から、二人でよく出かけた。

今回は歴史や文化が息づく大人な町、犬山へ。

今までとは違う楽しさが、ここでは味わえそうだ。

旧堀部家住宅
「ふたりの歴史は、
まだまだこれから。」

付き合ってた頃から、ふたりでいろんなところへ出かけた。久しぶりの旅は、国宝が2つもあるという犬山へ。何百年とつづく建物や文化が、私たちには新鮮。毎日一緒にいる彼が、提灯づくりで見せた表情もどこか新鮮だった。私の宝物は、すぐ隣にあったんだ。

犬山城下町
「刻一刻と、何百年と
変わらない姿へ。」

いつの間にか、夕陽が犬山城を照らしていた。電気が消えて看板が見えなくなると、今度は趣のある町並みがくっきりと見えてくる。ここは、江戸時代からの町割りがそのまま残る城下町。「江戸時代ってこんな感じだったのかな」なんて彼は⾔いながら、いつもより少しだけゆっくりと歩いた。

日本庭園 有楽苑「元庵」
「何もしなくても思い出になる。
そんな場所がありました。」

日本庭園 有楽苑の中に、その場所はあった。丁寧に敷かれた飛び石を渡って、木々の間を進む。「元庵」と書かれた茶室の縁側に腰を下ろし、ただのんびりと他愛もない話をする。温かい光とやわらかい風を感じながら、しばし何もしない時間を楽しもう。

第一章

「こだわりの、城と男」篇

趣味のカメラを片手に、国宝犬山城へ。

日本最古の天守を持つらしい。

奥深いその城を、じっくり愉しむとしよう。

ホテルインディゴ犬山有楽苑
「今夜は国宝と。
相手に不足なし。」

旅の楽しみは夜にもある。巡った場所、見たものを思い出しながら、グラスを口に運ぶ。ひとり旅を噛み締めるこの時間に、今日は相手がいる。国宝犬山城だ。これが、日本最古の天守の、一番新しい味わい方。犬山には大人にふさわしい、本物がある。

MEITETSU

Copyright©Nagoya Railroad Co., Ltd