やきものの歴史にそっと触れてみた。 #03/瀬戸/SETO やきものの歴史にそっと触れてみた。 #03/瀬戸/SETO

名古屋の中心街・栄にある名鉄栄町駅から急行で約30分。
瀬戸は、陶芸やガラス吹きなどモノづくり体験が人気のまち。
ほかにもソウルフードの瀬戸焼そばなど魅力がいっぱい。
アートな瀬戸とディープな瀬戸、あなたはどっち派?

「EMOTION! 瀬戸篇 30秒」

TV-CM「EMOTION!
瀬戸篇 15秒」はこちら

せとものの伝統に、
思いっきり両手で触れよう。

明治時代の建物がそのまま残る「一里塚本業窯」で
陶芸体験。どんどん回っていくろくろにハラハラ・
ドキドキ!でも大丈夫。先生が丁寧にサポートしてくれます。
集中して土と向き合う時間は、あっという間。
敷地内には、瀬戸市の有形文化財に指定されている
「登り窯」もあり必見です。

location:一里塚本業窯

歩くほど、風情と好奇心が
深まる散歩道。

「窯垣の小径」は、窯道具を
積み上げて作った壁や塀が続く道。
「どうやって使う道具なんだろう?」と思わず
想像がふくらみます。途中には窯屋さんの邸宅や、
かわいらしいブローチが埋め込まれた塀もあり、
趣を感じる散策タイムに。
坂が多いので歩きやすい靴がおすすめです。

location:窯垣の小径

地元民溺愛グルメ、
瀬戸焼そば。

なんと、醤油ベースの焼きそば。具はシンプルに
豚肉とキャベツのみ。豚肉を煮込んだ醤油ベース
の煮汁で麺を炒めるため、豚肉の旨みが濃厚で
クセになる味わい。瀬戸の人々に長年愛される
ソウルフードで、お店によっては瀬戸焼の器で
提供され、眼福&満腹な一品です。

location:焼きそば一笑

瀬戸から世界へ!
新時代のせともの。

水野智路さんは「練り込み」技法の陶芸家の3代目。
練り込みは、色の違う粘土を組み合わせて模様を
作り、その模様が器の形に沿って独特のゆがみを
生み出します。水野さんの作品は、
心踊るユニークな絵柄がいっぱい!
繊細かつダイナミックな製作の様子を
SNSで発信し、海外からも注目されています。

河村 花の撮影エピソード

1000年つづく瀬戸焼を、
身近に感じる体験でした!

ろくろを使った陶芸は、はじめての体験だった花ちゃん。明治時代から実際に使われている工房で、オリジナルの器づくりに挑戦しました。最初は緊張して失敗もしちゃったけど、それも味があるってことで。自分の手の中で徐々に形になっていく様子がうれしくて、焼き上がって自分だけの器でご飯を食べるのを、早くも待ちわびる花ちゃんでした。

2019年4月
最寄り駅 瀬戸線「尾張瀬戸駅」