名古屋鉄道

おかげさまで、名鉄120年

120年の軌跡

Vol.6 平成6(1994)年~平成26(2014)年

空港線の開業とICカード「manaca」の誕生

いわゆる「バブル経済」が終焉し、日本社会が再び転換期を迎える中、当社の鉄道路線においては、閑散線区の整理と新路線の誕生、またグループ事業においても中部圏への経営資源の集中という、「再構築」の時代となった。
平成15年に上飯田連絡線が開業し、地下鉄上飯田線との相互直通運転を開始した小牧線は都市近郊路線へと変貌した。さらに平成17年には、中部国際空港「セントレア」の開港にあわせ、空港線が開業した。空港アクセス特急「ミュースカイ」は、名鉄名古屋駅から中部国際空港駅までを最速28分で結び、常滑線・空港線は当社の新しい主要幹線となった。駅集中管理システムの導入やバリアフリー化の推進により、駅サービスの改善も進めた。平成23年にはICカード「manaca」の運用を開始し、平成25年には全国の交通事業者間でのICカード相互利用への参画を果たした。また各分野の特性を活かすため、レストラン・文化遊園・自動車といった直営事業の分社化も進めた。

当社はお客様や株主さま、地域のみなさまなどに支えていただき、平成26年に創業120周年を迎える。この120年の歴史を礎に、これからも「地域価値の向上に努め、永く社会に貢献する」ことを使命に、「信頼のトップブランド」の確立を目指して行く。

  当社関係の動き 国内外の動き
平6(1994)年 創業100周年 関西国際空港開港/第3セクター上飯田連絡線設立
平7(1995)年   阪神淡路大震災発生/Windows95普及
平8(1996)年 ホームページ「名鉄バーチャルタウン」開設/全社LAN本格導入  
平9(1997)年 舞木定期検査場竣工 消費税が5%に/京都議定書採択/愛知万博開催決定/中部国際空港建設決定
平10(1998)年 「名鉄エコ・ビジョン」を策定 冬季オリンピック長野大会開催/名港トリトン開通/金融再生関連法成立
平11(1999)年 豊明検車場竣工/パノラマスーパー1600系デビュー 名古屋ボストン美術館開館
平12(2000)年 舞木検査場が「ISO14001」の認証を取得/携帯電話用ホームページ「名鉄ナビ」開設 東海豪雨発生
平13(2001)年 旅客指令が業務開始/三河線(知立~猿投)に駅集中管理システム導入 中央省庁再編/JR東日本がICカード乗車券「Suica」サービス開始
平14(2002)年   史上初の共催アジア初、日韓サッカーW杯開幕
平15(2003)年 上飯田連絡線開業、小牧線と地下鉄上飯田線との相互直通運転開始/SFカードシステム(愛称「トランパス」)を導入 東海道新幹線品川駅開業
平16(2004)年 「名鉄グループ企業倫理基本方針」を策定/自動車事業を分社化し、名鉄バス(株)として営業開始/名鉄お客さまセンター稼動 名城線環状運転開始/あおなみ線開業
平17(2005)年 空港線が開業/2000系「ミュースカイ」・2200系デビュー/名鉄名古屋駅など駅名改称/名鉄グループ経営ビジョン策定 中部国際空港(セントレア)が開港/リニモ開業/愛・地球博(2005年日本国際博覧会)開幕
平18(2006)年 「名鉄グループエコ・ビジョン」を策定/中部国際空港駅2面3線化 鉄道事業法改正/JR東海がICカード乗車券「TOICA」サービス開始
平19(2007)年 名古屋ルーセントタワー竣工 民営郵政各社発足
平20(2008)年 5000系・4000系デビュー リーマン・ブラザーズ破綻による金融危機発生/新名神高速道路部分開通(亀山~草津田上)
平21(2009)年   高速道路土日祝日上限1,000円実施
平22(2010)年   欧州債務危機発生
平23(2011)年 ICカード「manaca」サービス開始/コミュニケーションスローガン策定 東日本大震災発生/中央新幹線整備計画決定(JR東海が営業および建設主体に。首都圏~中京圏2027年先行開業)
平24(2012)年 鉄道センタービル竣工/名古屋クロスコートタワー竣工 新東名高速道路部分開通(御殿場~三ヶ日Jct間)
平25(2013)年 全国の10の交通系ICカードによる相互利用開始 2020年夏季オリンピック開催都市に東京選出
平26(2014)年 名鉄ミューズカード導入/創業120周年 消費税が8%に
  • 明治27(1894)年~大正2(1913)年
  • 大正3(1914)年~昭和8(1933)年
  • 昭和9(1934)年~昭和28(1953)年
  • 昭和29(1954)年~昭和48(1973)年
  • 昭和49(1974)年~平成5(1993)年
  • 平成6(1994)年~平成26(2014)年