名古屋鉄道 - MEITETSU サステナビリティ

安全・安心の確保

安全に関する基本方針

2006年10月に「鉄道安全管理規程」を定めるとともに、輸送の安全を確保するための基本的な方針「安全に関する基本方針」を策定して、鉄道事業に従事する全役職員が一丸となって安全管理体制の強化に向けた取り組みを行っています。

会社一丸となって、安全・安心・安定輸送と快適なサービスを提供することにより、地域社会の発展に貢献していきます。

2024年度 安全重点施策

安全管理体制

当社では、社長を最高責任者とし、安全統括管理者、鉄道事業本部長、運転管理者、運転保安部長、乗務員指導管理者および関係部長などの役割を明確にした安全管理体制を構築しています。

安全対策委員会

安全対策委員会は、輸送業務の実施および管理の方法を確認し、事故の再発防止対策等安全性の向上を図るための施策を推進しています。安全対策委員会は、安全統括管理者のほか、鉄道事業本部長、鉄道事業本部副本部長、運転管理者および各部門の部長等で組織し、社長出席のもと、年1回以上開催しています。
2024年3月の安全対策委員会においては、2023年度の安全重点施策の実施結果、ヒヤリ・ハット取り組み活動結果および内部監査の結果等に基づき、委員による審議を行い、2024年度安全重点施策を策定しました。

安全管理体制の見直し・改善

各部門では、定めた目標に対する進捗状況を四半期ごとに確認し、安全統括管理者から社長へ報告しているほか、安全管理体制の強化・向上の取り組みを確認するための内部監査を安全統括部が定期的に実施しています。
それらの結果等を踏まえて、安全管理体制が適切に機能するように、PDCAサイクルにより、適宜の見直しと継続的改善を図っています。
2023年10月から12月にかけて内部監査に伴うヒアリング等を実施し、安全管理体制の強化・向上に対する各部署の各種取り組みについて、着実に遂行されていることを確認し、その結果については、安全統括管理者をはじめ、関係する管理者等に速やかに報告を行いました。

安全報告書の公表

当社の安全に関する情報についてとりまとめた「安全報告書」を事業年度ごとに作成し、ホームページに掲載しています。
安全報告書では、輸送の安全確保に関する基本的な方針、安全管理体制、安全確保のための施策ならびに安全設備の整備や安全教育などの取り組みの実績を紹介しています。また、事故・障害の発生状況や有責事故の再発防止対策なども説明しています。

▶ 安全報告書

鉄道運転事故・輸送障害・インシデントの発生状況

インシデント
2019年度 0件
2020年度 0件
2021年度 0件
2022年度 0件
2023年度 1件
<参考> 鉄道事故などの種類
鉄道運転事故 列車衝突事故、列車脱線事故、列車火災事故、踏切障害事故、道路障害
事故、鉄道人身障害事故、鉄道物損事故
輸送障害 列車に運休または30分以上の遅延が生じた事態であって、
鉄道運転事故以外のもの
インシデント 鉄道事故等が発生するおそれのある事態

安全への投資

2023年度の主な安全関連設備投資
・高架化工事(知立駅付近・喜多山駅付近・若林駅付近・苅安賀駅付近)
・高架橋等の耐震補強
・土木施設の改良(まくらぎのPC化、ロングレール化)
・電気施設の改良(変電所の改良、電路設備の増強・改良)
・駅ホームの安全対策(ITVの設置、列車非常通報装置の設置)
・踏切保安対策(踏切監視システムの導入・障害物検知装置の設置)
・車両の新造(新型通勤車両9500系・9100系)
・車両の改造(3500系 内装・機器の更新)

名鉄グループの安全に関する取り組み

名古屋鉄道および名鉄グループでは、グループ一丸となって、安全・安心・安定輸送と快適なサービスを提供することにより、地域社会の発展に貢献していきます。
各社の取り組みを是非ご覧ください。