杉本美術館

杉本画伯 略歴

ありし日の杉本画伯

ありし日の杉本画伯

1905(明治38) 9月20日 名古屋市に生まれる。
1925(大正14) 京都にて岸田劉生の門下生となる。
1927(昭和2) 主に鉄道関係の観光ポスターを作る。
1937(昭和12) 国画奨学賞を受ける (「宇奈月雪渓」)。
1940(昭和15) このころから大和の風物に魅せられ、奈良通いを始める。
1946(昭和21) 国展に奈良素描多数出品。第2回日展特選(「博物館彫刻室」)
1948(昭和23) 第1回中日文化賞(奈良風景を題材とした「タブローとしての素描」)。
1949(昭和24) 東大寺観音院上司海雲師の知遇を受け、観音院の古土蔵をアトリエにしてもらい、そこで奈良制作を始める。
1950(昭和25) 週刊朝日の吉川英治作「新・平家物語」挿絵担当。
1962(昭和37) 初めてヨーロッパへ海外スケッチに出る。以後毎年海外スケッチ旅行に出る。
1982(昭和57) 「中国スケッチ展」を名古屋・名鉄百貨店ほかで巡回。
1983(昭和58) 大阪四天王寺「聖徳太子絵伝」完成。
1987(昭和62) 中日新聞本社主催「杉本健吉披露展」を3月、名古屋・名鉄百貨店で開く。名古屋鉄道(株)により「杉本美術館」を4月、知多美浜緑苑内に開館。
1988(昭和63) 杉本美術館館長、本多静雄夫妻らと世界一周旅行。旅行記「地球一周絵のある旅」発行。
1989(平成元) 世界デザイン博に陶壁「迦陵頻伽」を制作する。右手を骨折したことを機に、左手でも創作をはじめ、あらたな画境を拓く。
1991(平成3) 旧友であった写真家入江泰吉の作品を収蔵展示する奈良市写真美術館のため陶壁を制作する。
1992(平成4) 胎蔵界・金剛界の両界曼陀羅を製作。
1993(平成5) 中国(北京)で吉川英治記念館・講談社等の主催で「日本画家・杉本健吉画展」を開催。
1994(平成6) 名鉄創業100年記念事業として杉本美術館新館開館。「画業70年の歩み 杉本健吉展」を愛知県美術館で開催。
2004(平成16) 2月10日、肺炎のため逝去。享年99歳。