リスクマネジメント

当社グループは、「地域価値の向上に努め、永く社会に貢献する」ことを使命として掲げています。その前提となる、事業継続と安定的な利益の確保による発展を阻害するさまざまな要因を「リスク」と捉え、それらを的確に管理していくことは経営の最重要事項であると認識しています。この考えに基づき、「名鉄グループリスク管理基本方針」を策定し、基本目的および行動指針を明確に定め、リスクマネジメントに取り組んでいます。

当社グループでは、当社社長を委員長、総務部総括役員をリスク管理担当役員とする「リスク管理委員会」を設置しています。本委員会では、グループ全体のリスク管理の状況を把握し、必要な措置についての審議、事態の発生回避および発生した場合の対応に努めております。リスク管理委員会は監査役会からは独立した組織として運営（リスク管理担当役員は監査役会の議長とは分離）されており、本委員会での協議の内容については取締役会に報告がなされています。一方、取締役会はリスク管理委員会を監督し、リスクマネジメントに関するガバナンス体制を構築しています。
リスク把握の具体的な方法としては、定期的（3年に1回程度）にリスクの棚卸調査を実施し、グループ会社ごとに想定されるリスクの洗い出し評価を行い、グループ全体のリスクマップを作成しています。棚卸調査を実施しない年度においては、原則として年1回、棚卸調査をしたリスクの状況変化について調査し、その内容を確認しています。

名鉄グループでは以下のリスク発生の可能性を認識し、訓練の実施や対応マニュアルの策定など、各種対策に取り組んでいます。