ESGの取り組み：コーポレート・ガバナンスの充実 コーポレート・ガバナンス

当社グループが、「名鉄グループ経営ビジョン」において定める使命（「地域価値の向上に努め、永く社会に貢献する」）を果たし、すべてのステークホルダーからの信頼を獲得するためには、コーポレート・ガバナンスの充実が重要な経営課題の一つと認識しています。具体的には、長期的視点に立って安定的な経営を維持するべく、意思決定、業務執行および監督、コンプライアンス、リスク管理、情報開示などについて適正な組織体制を整備し、経営の健全性や透明性、効率性を確保することを基本方針とし、その充実に努めています。

当社は、監査役会設置会社を採用しており、取締役会を業務執行の意思決定ならびに取締役の監督機関、監査役会を取締役の職務執行の監査機関としています。
2019年には、執行役員制度を導入し、取締役会のさらなる活性化と業務執行機能の充実・強化を図っています。
また、2020年には、取締役会の諮問機関として「指名・報酬諮問委員会」を設置したほか、独立社外取締役を増員（２名から３名）し、経営に関する助言・監督機能の強化を図っています。
当社は、企業の持続的成長と中長期的な企業価値の向上といったコーポレートガバナンス・コードの趣旨も踏まえ、より適切なコーポレート・ガバナンス体制を構築できるよう努めていきます。

取締役会は、9名の取締役（社外取締役3名を含む）で構成され、原則として月1回開催し、経営上の意思決定事項や法定付議事項の審議、職務の執行状況等の報告のほか、グループ各社の経営政策および経営状況の報告を随時行っています。
また、社外取締役は、経営者の説明責任の確保などを踏まえ適宜発言するなど、実効性ある助言・監督機能の充実に取り組んでいるほか、5名の監査役（社外監査役3名を含む）も出席し、必要に応じて意見を述べています。

監査役会は、５名の監査役（社外監査役3名を含む）で構成され、監査の方針、監査計画および職務の分担等を定め、各監査役はそれらに従い、取締役の職務執行、当社各部門および事業現場の監査を行い、さらに必要に応じてグループ会社の調査を行っています。
また、社外監査役は、常勤監査役と協同して内部監査担当部署および会計監査人と意見交換を行うほか、必要に応じて業務監査を実施するなど、効率的な監査業務に取り組んでいます。

内部監査については、内部監査担当部署を設置し、当社およびグループ会社を対象に業務、会計および情報システムの合法性ならびに合理性を検証・評価し、その結果に基づく助言や改善提案を行っています。