あつたnagAya 名鉄都市開発

テレビCMで紹介!

地域を想い、 地域を活かし、 地域の人々と 一緒にまちを彩る

名鉄都市開発株式会社

沿線開発部
後藤 俊幸さん

2024年9月、名鉄の神宮前駅西口と熱田神宮の間に誕生した「あつたnagAya(あつたながや)」。
「ハ」の字形が連なる屋根が特徴的なこの施設は、近隣とのつながりを大切にしたい、という想いから「長屋」をイメージした構造となっていて、味噌煮込みうどんや手羽先、あんかけスパなどの「名古屋めし」を味わえる飲食店をはじめ、地域で古くから営まれる和菓子店やお茶の販売店などが軒を連ねています。

神宮前駅の東口に広がる「あつたnagAya」。
2024年12月1日に新たなエリアができ、全面開業となりました。

開業直後から地元メディアにも数多く取り上げられ、熱田神宮の参拝帰りのお客さまはもちろん、駅周辺に広がる住宅地の住民や、乗換駅である神宮前駅を利用する通勤・通学客もふらりと訪れる、そんな場所になっています。

CONTENTS

  • 「あつた」のまちに
    ふさわしい賑わいの創出を目指して
  • 地域と一体になったまちづくり
  • 「まち」というキャンバスに彩りを添える

「あつた」のまちにふさわしい
賑わいの創出を目指して

このプロジェクトの担い手である名鉄都市開発株式会社 まちづくり事業本部の後藤 俊幸さんに、名鉄グループならではの「まちづくり」への想いや取り組みについて伺いました。

名鉄都市開発株式会社まちづくり事業本部沿線開発部の後藤 俊幸さん

「地域の魅力を再発見していただける場になれば」と話してくれた後藤さん。

「あつたnag“A”ya」と唯一大文字で記されている2つ目のAは、特徴的な屋根の形を表現しています。
そして“A”のなかに小文字の“o”を潜ませることで、「nagoya(名古屋)」とも読める仕掛けが。

「愛知県産の木材がふんだんに使用されています」と後藤さん

「あつた」のまちは、1900年以上の歴史を持ち、現在でも年間700万人超もの方が訪れる「熱田神宮」があり、江戸時代には東海道最大級の宿場町「宮宿」として栄えた歴史があります。このまちにふさわしい新たな賑わいの創出を目指して、「あつたnagAya」は創られました。

他にもこのエリアには、「宮の渡し」や「源頼朝の生誕地」「断夫山(だんぷさん)古墳」などの史跡、「白鳥庭園」など、多くの見どころが点在しています。「あつたnagAya」には、こうした街の魅力をめぐってもらう「拠点」のひとつになって欲しい、という想いも込められている、と語ります。

「これまでは熱田神宮の本殿を直線的に目指す方がほとんどでした。『あつたnagAya』に設けられたベンチに腰掛けて、ゆっくり過ごす光景は以前には見られなかったものです。“この街のスピードが変わった”ことを実感しています 」。

高層の建物でなく敢えて「長屋」としているのは、地域や街に開かれた施設に育って欲しい、という想いも込められています。

「『せっかく訪れたのだからこの辺を散策してみようか』という方が増えたようで、『あつたnagAya』のみに留まらず、賑わいが北側の商店街にも波及していると聞きます」と後藤さん。

「あつた」というまちのポテンシャルにふさわしい賑わいを創り出したい、その想いの実現に向けて、「あつたnagAya」は順調なスタートを切ったと言えそうです。

回遊性を高めるため、あえて平屋建てにしているところがポイント。「モール型の大きな施設ですと、そこを訪れるだけで完結してしまうかもしれません。『あつたnagAya』は街に開かれた存在でありたい、という想いがあります」と後藤さん。

地域と一体になったまちづくり

旧東海道の宿場町であった宮宿の周辺は商業の町としての色が濃く、長らく商を続ける老舗も多い場所です。
「『あつたnagAya』のテナントを考える際、『この地域らしさ』にこだわりました」と、後藤さんは教えてくれました。

「周辺で商売をされているお店の多くが『熱田神宮の参拝者が楽しく買い物や食事ができる場が必要』という、我々と同じ課題感をお持ちでした。『一緒にこの街を変えていこう』と、同じ方向を向いて進んでくださる店舗様にテナントとして入居していただいています。また、『あつたnagAya』のテナントの選定や募集は、入社数年の若手メンバーが中心となって進めました。『どういったお店に入居していただいたら施設の目指すコンセプトを実現できるか』、考えることからはじめました。名鉄グループの社員には地元出身者が多いこともあり、『愛知・岐阜を盛り上げよう』と“他人事”ではなく“自分事”として考えられる強みがあると思います」。

「まち」というキャンバスに
彩りを添える

再開発が進む神宮前駅周辺

「参拝者を中心とした来街者も多い場所ですが、一方、特に駅の東側には住宅地が広がっています。その方々にとっても住みよい街であって欲しい、と私たちは考えています」と話す後藤さん。

実は「あつたnagAya」に先行して、神宮前駅の東口では、名鉄グループのマンション「meLiV神宮前」やスーパーなどが入った商業施設「ミュープラット神宮前」などが開業しています。「あつた」エリアは、住居、オフィス、大学、商業施設、観光施設がバランスよく混在し、そこに住む人にも、そこを訪れる人にも価値を感じてもらえる「ミクストユース」な「まち」へ変貌を遂げようとしています。

「行政とも連携しながらこの街の魅力を更に高めていきたい」と話す後藤さん

最後に、名鉄グループが目指す「まちづくり」の未来像について伺いました。
「同じハコのコピーをただ置くだけの沿線開発は、私たち名鉄グループのすることではない、と感じています。それぞれのまちが持つ魅力、資源をいかに活用していくか。みなさんが日常的に集まりたくなるようなまちや施設を、その地域に寄り添って考えながらまちづくりを進めていきたいです」と後藤さん。

「まちづくりは油絵に似ています。既に色が付いた“街というキャンバス”を真っ白に塗りつぶしてしまうのではなく、まちの良さが際立つように彩りを足したり鮮やかにするイメージ。歴史と新たな魅力が融合する、美しい絵を描いていきたいです」。

後藤さんが語る言葉に、名鉄グループが目指す「まちづくり」の形がよく表れていました。

「地域で継がれる魅力を嗜み、再発見できる場所」。
このコンセプトの通り、「自分事」としてまちの賑わいを創り出したい、という想いを起点に、その地域の魅力を丁寧に探し出し、同じ想いを持つ地域の人々と一緒になって創り上げた「あつたnagAya」は、まさに「名鉄×WAO!」の一例です。

名鉄都市開発株式会社

住所

〒450-0002
名古屋市中村区名駅四丁目8番18号
名古屋三井ビルディング北館

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