Interview

「manaca」を通じて人々と繋がる
確かな手応え。
名鉄の潜在的な魅力を発掘・発信し、
「名鉄ファン」を増やしていきたい。

Yohei.K
グループマーケティング部 マーケティング担当
2021年入社 法学部卒

前職

金融機関

大学卒業後、大手メガバンクに就職。入行後3年間は法人向け営業を担当し、その後本部にて、海外拠点の事務・システムをサポートする業務に従事した。人間関係構築の大切さを学び、コミュニケーションスキルを培うことができた期間だった。

現在

マーケティング

グループマーケティング部で、名古屋鉄道の交通系ICカードである「manaca」とデータ事業に関わる業務を担当している。業務の中で、前職で培ったコミュニケーションスキルが大いに活かされていると感じている。

EPISODE-01入社動機

前職の赴任先は豊橋。その際に感じたエリアの魅力。この土地に根ざした企業で働きたいと思った。

大学卒業後に入行した銀行で、当初法人営業を担当しましたが、赴任したのが愛知県・豊橋エリアでした。その後東京・本部で勤務することになったのですが、長男が誕生したことをきっかけに、子どもや妻とのプライベートな生活を充実させたいと考え、転職を決意しました。妻は東海地方の出身で、私も銀行員時代に豊橋で生活し、東京以上に居心地の良さ、人の温かさを感じていました。そのため私自身は東京生まれ・東京育ちなのですが、移住することにあまり抵抗はありませんでした。このエリアが好きになったのです。

中部エリアで生活を始めることを決めてから、転職先は、「私の好きなこの土地」に根ざした企業で働きたいと考えました。また、興味があったのがまちづくり。地域の人々にとって魅力的で快適な、喜んでいただけるまちづくりはやりがいある仕事と感じたのです。こうした私の想いに合致した会社が名古屋鉄道でした。もちろん他の地元に根ざした企業にもアプローチしましたが、名古屋鉄道の採用選考中に出会った方々の人柄の良さや温かさに惹かれ、入社を決意しました。

EPISODE-02現在の仕事

交通系ICカード「manaca」の拡大戦略と、データ活用によるデータドリブンマーケティング。

現在私は、所属するグループマーケティング部で、名古屋鉄道が発行する交通系ICカード「manaca」と、それにまつわるデータ事業を担当しています。manacaの取り組みにおけるミッションは、manaca自体の利用を増やすことと、それに伴いmanacaを使える店舗を拡大していくことです。
そこで、他のキャッシュレス決済サービスとの差別化を図る要素となってくるのがポイントの付加であり、ポイント利用先の拡充です。それを推進するためにはmanacaの会員を増やしていく必要があります。ポイントを獲得できるのは会員限定のため、プロモーションをはじめ、ポイント戦略の施策を実践していくことで、より多くのmanaca会員獲得、それに伴う加盟店拡大を推進していく考えです。

名鉄グループには「manaca」会員の顧客情報をはじめ、膨大なデータが集積しています。これらデータを可視化しつつ、マーケティングや業務効率化に活かす取り組みが、私が担当するもう一つの業務、データ事業です。いわゆる、データドリブンマーケティングの実践であり、「MIDIプロジェクト(名鉄グループデータ統合基盤プロジェクト)」として、2021年から本格始動しました。

EPISODE-03仕事のやりがい

地元密着企業だからこそ感じる人々との距離の近さ。お客さまに届いた手応えから感じられる確かなやりがい。

「MIDIプロジェクト」の一環として、営業支援・顧客管理を中心にソリューション提供する外部企業と協働し、新たな取り組みを開始しました。データ活用に意欲的な社員を集め、メンバー自身でBIツールや人流分析ツールを使用し、定期的に事例やノウハウを共有するコミュニティを作るというものです。データ分析に積極的なメンバーを集めることでシナジーを生み、グループ全体でデータ活用の意識向上を図っていきたいと考えています。

入社後、「manaca」とデータ事業の担当として全力で走ってきました。コロナ禍による非接触決済への関心の高まりも追い風となり、キャッシュレス市場は拡大傾向にあります。一方でQRコード決済の台頭などもあり、今まさに真価が問われており、これからが正念場だと思っています。また、名古屋鉄道は元来、地域密着型の事業展開を行っているため、地域の人々との距離をとても近くに感じます。好意的なご意見、厳しいご意見、両方をダイレクトに受ける分、施策が成功したときに感じる喜びはひとしおです。この手応えの中に確かなやりがいを感じています。

EPISODE-04今後のキャリア

マーケティングを通じてブランディング向上へ。地域の人々に支持されるサービスを生み出したい。

まずは現部署の担当業務で着実な成果を上げたいです。manacaに関しては、会員獲得のさらなる推進を目指しています。必須アイテムとして利用していただくための環境を整備し、さらなる魅力の発信に努めたいと考えています。 データ活用に関しては、グループ各社がデータドリブンマーケティングは当たり前という状態を生み出したいと思っています。それにより、単なるデータの活用でなく、データに基づいてグループ各社が連携し、地域にとって必要とされる新しいサービスを生むことにも繋がっていくと思います。

マーケティングに加えて私が取り組みたいのが、ブランディングです。外部から入社したため余計に感じるのかもしれませんが、名古屋鉄道にはまだ伝わっていない魅力が多くあると感じます。より戦略的に名古屋鉄道の良さ・魅力を発信していくことで、地域の方々から「名鉄やるじゃない」「やっぱり名鉄だよね」といった声をより多くもらえるようなサービスを創り出し、ブランディングを向上させていきたいと考えています。私自身、「名鉄ファン」の一員であるからこそできることだと思っています。