駅を利用されるお客さまにとって
大切な空間をつくり、
地域に賑わいを創出していく。

岸 芙美Kishi Fumi

地域活性化推進本部 まちづくり推進部 2016年入社 理学部卒

Career Step

Step1
就職活動を通して名古屋鉄道が幅広い事業を展開していることを知ったが、実際に先輩社員の話を聞くことでグループ会社同士の連携の重要性を学ぶ。
Step2
配属希望を出していた不動産事業本部へ。名古屋鉄道が所有する不動産の管理・開発を進めることで収益を確保する仕組みを把握。主にテナント誘致などを担当。
Step3
2年目に入り、主に商業分野の開発を任されるように。地域に密着した会社だからこそ、地域と一体となり街を盛り上げることのできる開発をめざして、日々奮闘中。

入社動機・仕事内容

学生時代、ひとり暮らしをしていた奈良県から名古屋に帰省する度に名鉄を利用していて、車窓から外を眺めると、いつも名古屋にいた頃の思い出が蘇りました。そして帰省を繰り返すうちに、名鉄電車の車内は、名古屋に帰ってきたことを実感させてくれる大切な空間になっていったのです。だから私は、名鉄電車の車内に強い思い入れがあります。就職活動中、空間づくりの仕事に漠然と憧れていた私は、鉄道だけでなく、ビル開発などの不動産事業も展開している名古屋鉄道なら、大好きな東海エリアの人にとって大切な空間づくりに関われるチャンスがあると思って志望しました。

今の私の仕事は、名古屋鉄道が所有するビルや土地などを有効活用するための企画立案と、物件に入居していただくテナントへの出店交渉です。最近では、蒲郡にある駅の高架下物件へのテナント誘致に関わりました。現在は、中規模の駅ビルのリニューアルに伴う新しい用途検討を行っています。

仕事のやりがい

例えば、駅前のある土地の有効活用について企画を考える場合、まず市場調査から着手します。調査では乗降客数をはじめ、周辺の商業店舗状況やどれだけの世帯が近隣に住んでいるのかも調べます。机上でのデータ収集だけでなく、自分の目で現地を見ることも大切です。街やそこに住む人にとって有益な施設の方向性を導くには緻密な調査が必要なので、数ヵ月を費やすことも珍しくありません。

調査結果を参考にして企画が固まると、テナントへの出店交渉がスタート。賃料や面積で納得していただくのはもちろん、めざす施設の全体像への理解を促すことも大切です。さまざまな交渉を経て出店承諾をいただいたら、いよいよ店舗の施工。オープンするまでの道のりは長く平坦ではありませんが、だからこそ無事にオープンを迎えると達成感で胸が満たされます。

私たちの仕事は、店舗や施設がオープンして終わりではありません。そこから賑わいが生まれ、足を運んだ人々が楽しい時間を過ごしてこそ、力を発揮できたと言えるのです。

今後の目標

現在力を入れて取り組んでいる駅ビルのリニューアルは、配属当初に関わった案件に比べて規模が大きくなった分、より入念な市場調査が必要になりました。駅を利用される方々がリニューアル情報をキャッチすると、「次はあんな店だったらいいな」「やっぱりこの店だったらうれしい」と期待を抱かれます。それに応えられるようなリニューアルを実現して、活性化につなげることが直近の目標です。仕事では一般のお客さまと直接ふれ合うことはありませんが、利用者目線を意識した空間づくりに徹したいという思いは、忘れたことがありません。

開発部では、商業分野以外にも、賃貸マンションやホテル・オフィスなどの開発も行っています。今はまだ商業施設の経験しかありませんが、地道に知識を磨き、ゆくゆくは他の物件開発にも関わりたいです。また、さらに先の話ですが、物件の管理や運営といった不動産開発以外の業務にも携わりたいですね。