名古屋鉄道 - MEITETSU 企業情報

ESGの取り組み:社会との関わり 健康経営の取り組み

健康経営の取り組み「ずっと活躍!みんな健康プロジェクト」

健康経営理念

名古屋鉄道では、加速する人口減少・少子高齢化に伴う労働力不足が懸念される中、会社の持続的な成長と地域価値向上の使命を果たすべく、安定的な労働力確保、生産性の向上、組織の活性化という経営的視点から、従業員の健康保持・増進に積極的に取り組んでいくこととし、平成29年4月に「健康経営理念」を策定しました。

健康経営理念

(平成29年4月策定)

 当社は、従業員一人ひとりが65歳(定年)まで心身共に健康で、活き活きと働けることを目指し、その実現を通じて自社の成長と地域社会への貢献を推進します。
 そのために、関係者が一体となって、従業員の健康保持増進に向け、懸命に取り組みます。

プロジェクト推進体制

健康経営の推進に向け、人事部担当役員を推進責任者とし、「名古屋鉄道健康保険組合」、「名古屋鉄道共済会」との連携を通じて、データに基づく健康課題の分析、実効性のある健康施策の企画・運営を行う体制を構築しております。各種健康施策については、課題を踏まえて毎年見直しを図り、年一回の「全社安全衛生委員会」において、会社経営層、労働組合執行部、産業医らを交えて審議・検証し、各職場の推進担当者を通じて従業員へ展開しております。

当社の健康課題

当社は、日々の安全・安心・安定輸送をはじめ、お客様へ質の高いサービスを提供していくため、その担い手である従業員全員の健康保持が重要であると考えております。
近年、従業員の高齢化を背景として、がん、心疾患などの生活習慣病による休業や、不慮の事故、筋骨格系疾患(靭帯損傷など)による休業が多くなっています。こうした問題の解消には、若年期からの予防対策が不可欠であり、従業員一人ひとりの健康意識の向上が課題となっております。
また、近年増加するメンタル疾患への対応として、個別の事情に応じたきめ細かいケア、階層別のメンタルヘルス教育はもちろんのこと、その前段階として、従業員一人ひとりが多様な個性や能力を最大限発揮し、明るく活き活きと働くことのできる職場環境づくりや、ワークライフバランスの向上が重要と考えております。

具体的な取り組みと数値目標

当社が抱える健康課題を解決していくため、様々な取り組みを検討・実施しています。また、年度ごとに具体的な数値目標を設定し、データに基づく効果検証を通じて、取り組み内容の見直しを行っております。

近年の主な取り組み

① 傷病早期発見対策

人間ドック、各種がん検診の受診促進
健康保険組合と連携してパンフレットでのPRや予約仲介を行い、傷病の早期発見・早期対応を呼びかけています。また、年齢に応じて人間ドック、子宮がん、乳がん、大腸がん検診の費用補助を実施し、受診率の向上を図っております。

健康診断有所見者への受診勧奨
健康診断等の結果、医療機関での受診指示を受けた者については、原則1カ月以内での受診を促しその後の状況を調査しています。受診が滞っている場合には、産業医からの受診勧告や就業制限措置を含めた対応を行い、放置による状態悪化の防止を徹底しています。

② 生活習慣病対策

ヘルシーメニュー、健康飲料の提供
管理栄養士の監修により、社員食堂において、生活習慣病の予防・改善につながるヘルシーメニューを提供しているほか、社内に機能性表示食品の健康飲料を備えた自動販売機を設置し、従業員の健康意識向上と福利厚生の充実に努めています。

スマホアプリを活用したウォーキングの推奨
日々の歩数記録や健康目標の設定、体重・血圧の記録などを自身のスマートフォンを使って管理できる、愛知県提供のスマホアプリ『あいち健康プラス』を導入し、従業員個々が通勤時間や休憩時間などを活用して手軽に運動不足解消に取り組めるツールを提供しています。アプリ上では、会社内の歩数ランキングを公開することにより、取り組み意欲の向上を図っています。

③ 喫煙対策

「オンライン禁煙プログラム」の実施
個人がオンライン上で医師の診察を受け、自宅などに配送される禁煙治療薬を使用して、禁煙を目指すプログラムを導入しています。自由診療となりますが、計4回の禁煙外来にかかる費用と禁煙補助薬にかかる費用の全額を健康保険組合が補助しています。

職場における喫煙環境の改善
職場内における、受動喫煙を含めた喫煙環境の改善を図るため、産業医・保健師による職場巡視を行い、換気機能や受動喫煙への影響等を考慮し、必要に応じて施設の改善を提言しています。

④ メンタルヘルス対策

メンタルヘルス教育の実施
職種別、階層別の研修や安全衛生委員会等の機会を活用し、幅広い年齢層にメンタルヘルスに関する教育および啓蒙活動を実施しております。特に若年層の見習い(実習)期間はメンタル疾患の発生リスクが高くなるため、ストレスやメンタルヘルスに対する正しい知識を伝えることでセルフケアの実践を促すこと、また、指導者に対するラインケア教育を徹底することにより、メンタル疾患の予防に努めています。

相談窓口の設置
従業員本人、管理監督者、各職場の総務担当者からの個別相談を受け付ける、保健師による電話相談窓口を設け、メンタルヘルス不調者の早期把握、早期対応に努めるとともに、必要に応じて産業医との連携をとる体制を整えております。

数値目標

当社の健康課題を解決していく上での重要な指標として、特に「BMI有所見率」、「喫煙率」、「健康診断有所見者の受診率」の3点に着目し、以下の数値目標を設定しています。

健康経営のKPI

従業員の心身の状況など、健康経営に関連する指標(KPI)を継続的に集計することにより、当社の課題やその改善状況を定量的に把握・分析し、各健康施策の見直しに活用しています。

健康経営の取り組み支援

当社では、地域社会の持続的発展に貢献していくため、従業員に向けた健康経営の取り組みにとどまらず、企業活動や商品・サービスを通じて、社会全体の健康増進に寄与していくことが大切であると考えています。

電車沿線ハイキングの取り組み
当社の電車沿線ハイキングでは、当社駅を起点に魅力溢れる観光スポット、季節の花の名所や地元のお祭り会場などを歩いて巡るコースを設定し、春・秋・冬を中心に年間約60回開催しております。健康志向の高まりや、「予約不要・参加費無料」の気軽さもあり、毎年多くの方にご参加いただいております。当社では、地域の活性化や健康経営の取り組み支援の観点を踏まえ、毎年、沿線の団体様に対してご参加を募り、健康増進施策の一環としてご活用いただいております。

<過去に健康経営の取り組みにご活用いただいた事例>
愛知県社会保険協会 様
愛知県年金受給者協会 様
あいち中央農業協同組合 様
全国健康保険協会愛知支部 様
トヨタ自動車企業年金基金 様
名古屋市職員共済組合 様

「読売犬山ハーフマラソン」への協賛
当社では、沿線地域の活性化とスポーツを通じた人々の健康増進に貢献するため、愛知県犬山市において年に一度行われる「読売犬山ハーフマラソン」の開催に賛同し、1979年の第1回大会より協賛しております。

外部評価

「健康経営優良法人2022(大規模法人部門)」に認定

 当社は、2022年3月9日、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2022(大規模法人部門)」に認定されました。引き続き、経営的視点を踏まえながら、従業員の健康保持・増進に向けた取り組みを推進してまいります。