テレビCMで
紹介!
この絶景を、より多くの人に。想いがつなぐ新穂高ロープウェイ
myame(まいあめ) 株式会社ナカムラ
地域の人々へ“安全・安心”をお届けしながら、“驚き”や“感動”につながる新たな価値を提供したい――。そんな想いを込めた名鉄グループの経営ビジョンスローガン「名鉄×WAO!」。
地域や社会の皆さまに向けて、経営ビジョンに込めた想いの発信に力を入れる一方で、同じように力を注いでいるのが、グループ従業員に向けた発信や浸透です。
鉄道事業の最前線で働く従業員へ向けた発信を検討する中で、いかに経営ビジョンに理解・共感をしてもらえるか――。そんな中で辿り着いたのが、ビジョンの浸透のみでなく、夏の熱中症対策や環境にも配慮し「一挙三徳」となる「カーボンニュートラルキャンディー」による塩飴ノベルティでした。
今回は、株式会社ナカムラ(本社:名古屋市西区枇杷島)に広報部ブランディング担当の苧坂さんが訪れ、老舗企業が生み出す新たな価値の可能性について語り合いました。
1989年、名古屋市生まれ。株式会社ナカムラの専務取締役。
江戸時代から続く伝統技術「組み飴」の継承と革新に取り組む。2007年から始まった
「myame(まいあめ)」サービスでは、飴をコミュニケーションツールとして捉え、
1万社を超える企業・団体のPRをサポート。「小さなお菓子に大きな希望を」という
理念のもと、環境に配慮した「カーボンニュートラルキャンディー」の開発など、
新たな価値創造にも挑戦している。
名古屋市育ち。2019年名古屋鉄道入社。
2025年4月に、名鉄グループ理念体系の浸透やブランドイメージの構築を担う
広報部ブランディング担当に着任。
名鉄×WAO!オリジナルキャンディ制作担当者。
名古屋鉄道広報部ブランディング担当 苧坂(以下苧坂):中村専務、今日は今回作っていただいたカーボンニュートラルキャンディーのお話や、飴が持つコミュニケーションの可能性、そして新しい価値を創っていく取り組みについて、お話を伺えればと思います。よろしくお願いします。
株式会社ナカムラ 中村専務(以下、中村専務):こちらこそ、よろしくお願いします。
苧坂:ナカムラさんとは、ドリップバッグコーヒーのノベルティ制作でお世話になった澤井コーヒー本店の澤井代表から「すごくいい飴を作っている会社さんがいますよ!」とご紹介いただいたのがご縁のはじまりでした。
正直なところ、最初は「飴」というお菓子についてそこまで深く考えたことがなかったんです。でも中村専務から「飴はコミュニケーションツール」というお話を聞いて、目からうろこが落ちる思いでした。
中村専務:現社長である父から教わったんです。「飴ちゃん食べる?」って言うじゃないですか。「ちゃん付け」して擬人化される食べ物って、実はあまりないんですよね。渡すだけで会話が生まれる。親しみを持たれる飴はそういう力を持っていると思います。
苧坂:確かに、自然とコミュニケーションが始まりますよね。私たちは「名鉄×WAO!」という経営ビジョンスローガンに込めた想いを、“外向け”だけではなく“内向け”に発信することにも取り組んでいます。駅員や乗務員、線路や車両、電気設備保守係員といった現場の最前線で働く従業員にも、仕事の中に溶け込むような形でメッセージを届ける方法はないかと考えていました。
飴を渡すだけで、そこに込められた優しさを感じてうれしくなる。その優しさの「届け役」を担いたいと話す中村専務
中村専務:名鉄さんから相談を受けたのが、2025年7月頃、ちょうど夏本番前でしたよね。カーボンニュートラルキャンディーを、「環境に配慮したノベルティ」ということで提案してみたら、名鉄さんの方から「塩飴で作りたい」とおっしゃって。
苧坂:そうなんです。毎年、熱中症対策として鉄道現場の従業員には、塩分タブレットを配布していて。塩飴なら、自然に手に取っていただけるのかなと考えたんですよね。今回鉄道現場の従業員、約3,700名全員に届けられるよう制作いただきましたが、実際に配布してみると、予想以上の反響がありました。
鉄道現場の従業員に対し、飴を配布。「おいしい!」と好評だった
中村専務:どんな意見がありましたか。
苧坂:まず、「おいしい!」という声がとても多くて。私自身も、試食したときに「人生で食べた飴で一番おいしい!」と思ったくらいです。
中村専務:ありがとうございます。従来のキャンディーより塩の比率を若干高めにしつつ、食べやすさも追求しました。
苧坂:それと「カーボンニュートラルって何?」という質問も多くいただき、結果的に、従業員の環境に対する意識を高めるきっかけにもなりました。現場の管理者の中には、従業員に飴を配るときに「『名鉄×WAO!』っていうのは...」と説明してくださる職場もあったり。まさに飴がコミュニケーションのきっかけになっていました。
メッセージカードに書かれた内容は、鉄道現場の第一線で働く従業員に向けて「名鉄×WAO!」に込めた想いを伝えている
中村専務:飴が従業員の皆さんにメッセージを伝えるきっかけになりうれしいです。
僕たちは、飴を渡すことで会話のきっかけが生まれると考えています。「名鉄×WAO!」に込めた想いを、従業員の皆さんに伝えたいという名鉄さんの要望を聞いて、パッケージに「名鉄×WAO!」のチラシを入れたらより伝わるのではないか?と思ったんですよね。飴を単なる食べ物としてではなく、「メディア」として捉える――。お客さまの想いや企画性をどのように飴にのせるかを大事にしています。
苧坂:「myame(まいあめ)」というサービスについて、改めて詳しく教えていただけますか。
中村専務:「myame(まいあめ)」は2007年から始めたサービスで、企業のロゴやメッセージをオリジナルデザインの飴で表現するものです。江戸時代から続く「組み飴」という伝統技術と文化を継承したい、その想いから生まれました。
苧坂:伝統を守るための新しい挑戦だったんですね。
組み飴だけではなく、3Dキャンディーやキャンディケーンなどさまざまなラインナップがそろう
中村専務:そうなんです。ナカムラ2代目の父の代は「切っても切っても同じ絵柄が出てくる」組み飴だけでしたが、私が戻ってから3Dキャンディーや新年ご挨拶用のお年賀ぽち袋、推し活グッズとして使えるレインボーキャンディーなど、どんどんラインナップを増やしました。3Dキャンディーは光ったりもするんですよ。特に、ハロウィンやクリスマスの時期はすごく人気です。
苧坂:お客さまや社会からのさまざまな需要やニーズに応えていくことで、組み飴という伝統を残していくのみでなく、飴の新しい価値を生み出されているんですね。
苧坂:地域にある価値を守り伝える、という意味では、このオフィスも元々は銭湯だったとお聞きしました。
2023年12月に完成したオフィス。手前のカウンターでは従業員同士で食事を作ったり、ランチをともに食べたり。コミュニケーションが生まれる場となっている
中村専務:名古屋の中でも東枇杷島は昔、銭湯がたくさんあった地域なんです。元々このオフィスは「白菊温泉」という銭湯で、コロナ禍で廃業されたんですが、ただ壊して全く新しい空間を作るのではなく、銭湯があった風景を思い出せるような場所にしたかった。銭湯って「裸の社交場」と言われるくらいコミュニケーションが生まれる場所ですよね。それと弊社のコミュニケーションを大事にする姿勢を重ねたんです。
苧坂:地域に残された価値を大切にしながら、新しい価値を生み出す。このオフィスを構えたエピソードが、「地域に寄り添う」というナカムラさんの姿勢を体現されていますね。
95年にわたって地元で愛され、惜しくも閉業した銭湯をリノベーション。季節やイベントごとに、地元の子どもたちに飴を配ったりすることも
苧坂:中村専務にとって、名鉄の沿線地域でもある東枇杷島や栄生のエリアはどんな存在ですか。
中村専務:本当に身近な存在です。育った場所も今の職場も東枇杷島ですし、学生時代には栄生駅のすぐ近くに住んでいました。僕にとって名鉄は、自分自身の行動範囲をグッと広げてくれた存在です。
苧坂:そんな風に言っていただけてうれしいです。
中村専務:ヒップホップの世界では、「地元(Hood)に還元する」という文化があります。僕はラッパーではないですけど(笑)、地元に貢献できる社会人でありたいと思っています。昔の銭湯を改装したこのオフィスも、技術を守ることも、全部地元への貢献の一環です。
苧坂:地域の未来を良くしたいという想い、伝統を守りながら新たな価値創造に挑戦する姿勢。わたしたちとナカムラさんは、事業は違っても、目指したい「地域への貢献」は同じだと感じました。
今後の名鉄グループに期待することはありますか。
カーボンニュートラルキャンディーを名鉄へ提案したことが好機となり、環境だけではなく「従業員の健康を守ることにもつながると気づけた」と中村専務は話す
中村専務:名古屋全体が活気ある場所になるために、鉄道は欠かせない存在です。名鉄さんには、知多半島や犬山、岐阜など沿線地域の魅力を再定義していただけたらなと思います。
苧坂:ありがとうございます。地域の魅力を発掘して、地域の方の“驚き”や“感動”、“憧れ”につながる「WAO!」を提供していきたいと考えています。今日お話を伺って、地域への想い、お客さまへの想いが新しい挑戦につながるということを改めて実感しました。
中村専務:僕も今回のお仕事をさせていただいて、改めて感じました。名鉄さんは単なる交通インフラではなくて、人の想いも含めて運んでいる会社ですよね。この地域の方々は何かしら名鉄さんのサービスを使って、生活の一部になっている。そういう企業と一緒にお仕事ができて、本当に光栄です。今後もぜひ一緒に、地域のためにできることを考えていきたいですね。組み飴でも「名鉄×WAO!」を作らせていただきたいです。
苧坂:ぜひお願いします! 赤と青で、きっとかわいいですね。これからも、地域を想い、新しい価値を生み出すパートナーとして、よろしくお願いします。
株式会社ナカムラ
中村専務ひとこと
飴を「コミュニケーションツール」として捉える私たちの考え方を、名鉄さんが理解し、共感してくださったことがうれしかったです。「名鉄×WAO!」という素晴らしいビジョンを、小さな飴に込めるという挑戦。環境配慮、健康配慮、そしてコミュニケーション創出という3つの価値を実現できたのは、名鉄さんが地域と従業員を大切にする企業だからこそだと思います。これからも飴をハブに、地域の皆さまの笑顔につながる価値を生み出していきたいです。
担当者ひとこと
伝統技術を守りながらも、新しい価値を創造し続ける。その姿勢に深く共感したと同時に、すてきなサービス・事業を展開されていると改めて実感しました。ナカムラさんは飴を通じて、そして私たちは鉄道やさまざまな事業を通じて、地域を盛り上げていきたい。こうした同じ想いを共有することができたと思います。“驚き”や“感動”につながるような新しい価値の提供によって、この地域や沿線全体を豊かにできるよう、名鉄グループも挑戦を続けていきます。