名古屋鉄道 - MEITETSU

第6回名鉄コンテスト結果発表!

第6回名鉄写真コンテスト結果発表!

第6回名鉄写真コンテストの結果を発表します!たくさんの方にご応募いただき、ありがとうございました。
今年は写真コンテストの審査員を務めていただいた、鉄道フォーラムの伊藤先生から、採用写真について
コメントをいただきました。

◇◇総評◇◇
 毎年、素晴らしい作品が集まるため、先行が楽しみな名鉄フォトコンテストです。今年も多くの秀作が
集まりました。当初から採用候補と目されていながら選外とせざるを得なかった作品がある一方、当初は
さほど注目されていなかったにもかかわらず採用される作品もあります。その差は、撮影地と被写体で
ほぼ決まります。
名鉄フォトンテストは、皆さんご存知の通り翌年のカレンダー制作用の作品を集めるために開催しています。
すると、まず季節感のある作品が採用されやすくなります。しかし、季節感を求めると撮影場所が偏りがち
です。そこを走る車種も限られてきます。結果、全体のバランスから採用を見合わすことになる作品がでて
きてしまい、毎年、悔しい思いをします。今年の結果をみて、傾向と対策から応募用の作品撮影を検討する
のも一考かと思います。


こちらの写真で「2024名鉄電車カレンダー 四季彩風景」を作成いたしましたので、当社沿線の美しい風景の数々をお楽しみください。

受賞作品発表(壁掛型)

タイトル「華」

撮影者:梅村 篤史
撮影区間:犬山線 大山寺駅~徳重・名古屋芸大駅

◇寸評◇
 五条川の桜並木で、敢えて線路際の満開な桜だけを大胆に切り取った
 うえで流し撮りをする技術はお見事です。

タイトル「離合」

撮影者:松本 浩昌 
撮影区間:名古屋本線 国府宮駅~島氏永駅

◇寸評◇
 雪降りしきる中での難しいピントと露出がともに決まっています。
 タイトル「離合」の所以である左側の列車は、縦横比の制限により
 トリミングせざるをえませんでした。

タイトル「三河湾眺望」

撮影者:神谷 昌則 
撮影区間:蒲郡線 西浦駅~こどもの国駅

◇寸評◇
 三河線らしい景色の中、点景ながら真っ赤な6000系がひときわ際だち、
 全景を締める存在となっている点がお見事です。

タイトル「初夏を迎えて」

撮影者:寺澤 秀樹 
撮影区間:名古屋本線 矢作橋駅~宇頭駅

◇寸評◇
 田に水が入ったものの田植え前、しかも無風のため水鏡になる
 工事臨列車。ベテランならではの狙い澄ました一枚です。

タイトル「緑の声援」

撮影者:鈴木 隆明 
撮影区間:広見線 西可児駅~可児川駅

◇寸評◇
 蒸し暑い真夏の夕刻、怪しい雲がムクムクと成長しはじめています。
 風雲急を告げる様子が伝わってくる秀作です。

タイトル「曼殊沙華に包まれて」

撮影者:岩田 幹生 
撮影区間:蒲郡線 蒲郡競艇場前駅~三河鹿島駅

◇寸評◇
 思い切って曼珠沙華に寄って写したことで、見る者に強いインパクト
 を与えてくれます。対する6000系は、7700系白帯車タイプでベスト
 チョイスといえましょう。

タイトル「家路を急ぐ」

撮影者:高橋 惇文 
撮影区間:名古屋本線 東枇杷島駅~西枇杷島駅

◇寸評◇
 大都会名古屋を象徴する名駅一帯の高層ビル群を、夕暮れ迫る中で写した
 ことで、家路を急ぐ様子が伝わってきます。

受賞作品発表(卓上型)

タイトル「名鉄名物パノラマsuper!!」

撮影者:藤原 幸矢 
撮影区間:河和線 河和駅~河和口駅

◇寸評◇
 パノラマスーパーの展望席で、敢えて乗客のいない最前列を入れ、
 単線区間でスローシャッターを切った作者のカメラアイはたしか
 なもので、感服しました。

タイトル「パノラマ路線走行中」

撮影者:土井 章義 
撮影区間:空港線 中部国際空港駅~りんくう常滑駅

◇寸評◇
 寒い冬の早朝でしょうか、ミュースカイがタンカーと並ぶよう
 にして空港島へと向かう様子は、美しい一幅の絵画です。

タイトル「枝もたわわに」

撮影者:飯塚 彬光 
撮影区間:蒲郡線 東幡豆駅~こどもの国駅

◇寸評◇
 まだ気温は低いものの、日差しが徐々に強くなる2月。みかんの実が
 色を添えて春の到来を待ちわびる様子を感じます。

タイトル「桜の下を行くパノラマスーパー」

撮影者:古川 莉久 
撮影区間:名古屋本線 笠松駅~木曽川堤駅

◇寸評◇
 菜の花が咲き、桜の花も開き始めたなかを行くパノラマスーパー。
 春本番はもうそこまできていると感じる作品です。

タイトル「五条川の桜」

撮影者:富田 厚司 
撮影区間:犬山線 大山寺駅~徳重・名古屋芸大駅

◇寸評◇
 満開の五条川堤防の桜並木、この全景を捉える俯瞰撮影は、
 限られた人しかとれない構図ですがきれいです。

タイトル「緑の中を走り抜けてく真っ赤な3500」

撮影者:山本 洋敬 
撮影区間:広見線 西可児駅~可児川駅

◇寸評◇
 新緑が生えそろう5月に、超スローシャッターで赤い電車との対比を
 写し止めた作者の腕前はお見事です。

タイトル「おもてなし」

撮影者:間瀬 紳一郎 
撮影区間:犬山線 犬山遊園駅(鵜飼遊覧付近)

◇寸評◇
 日暮れ時の犬山橋下。鵜匠が間もなく始まる鵜飼の支度をしていると、
 その上を電車がゆっくりと通過。その奥には犬山城と日暮れ富士の
 異名をもつ伊木山。鵜の様子が良いですね。

タイトル「青い空と白い雲」

撮影者:土屋 友成 
撮影区間:広見線 顔戸駅~御嵩口駅

◇寸評◇
 強い夏の日差しの下、川面の上に赤い電車、空には白い雲。夏本番は
 これから…と感じさせてくれる一枚です。

タイトル「美浜の夏を行く」

撮影者:柴田 康正 
撮影区間:知多新線 野間駅~知多奥田駅

◇寸評◇
 緑濃い丘陵地を抜ける線路には赤い電車。その先の海と空は真っ青
 で、白い雲が大気の不安定さを感じさせてくれます。これぞ“夏”と
 感じる作品です。

タイトル「サルスベリの咲く頃」

撮影者:只野 末好 
撮影区間:豊川線 諏訪町駅~稲荷口駅

◇寸評◇
 夏のあいだ咲き続けるため百日紅と書くサルスベリの花は、天候が
 安定しない9月とあってやや憂鬱な気分でしょうか。赤い電車との
 バランスが絶妙です。

タイトル「秋晴れ」

撮影者:塩谷 康元 
撮影区間:三河線 刈谷市駅~小垣江駅

◇寸評◇
 コスモスが咲き乱れる秋、この光景はどこにもありそうで意外にない
 ものです。後方に写る建物からも、住宅地の近くに広がる農地という
 立地が感じられます。

タイトル「実りの秋を駆ける」

撮影者:成田 英介 
撮影区間:津島線 木田駅~七宝駅

◇寸評◇
 スッキリと晴れわたった空は、秋ならではのもの。収穫後の畑の
 色合いも秋らしく、半逆光で赤い塗装が一段と美しい名鉄電車と
 良いコントラストとなっています。

タイトル「展望車快走」

撮影者:久米 宣弘 
撮影区間:名古屋本線 名電山中駅~藤川駅

◇寸評◇
 舞木検査場から一段下がったところにある名古屋本線を疾走する
 パノラマスーパー。背景が単純化されているだけにスピード感が
 感じられます。