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開館30周年記念
奈良大和路 春夏秋冬 〜第 2 期〜
2017年9月19日(木)〜2018年4月17日(火)

 杉本美術館開館30周年を記念した展示「奈良大和路 春夏秋冬」。秋からは、第2期目の展示となります。
 奈良や大和の地は盆地であることもあって、夏は暑く冬は寒いため四季折々の風景があり、秋の紅葉、冬の雪景色などは趣深いものがあります。
 杉本健吉は、大和路でスケッチの場を求め、地元の方も知らないような山峡までも自ら歩きまわり、土地探しの不動産屋と間違えられたこともあったと言います。冬の絵が多いのは、ヘビが苦手で、ヘビが出ない冬にスケッチすることが多かったことも理由のひとつでした。
 杉本と同い年で親友でもあった写真家 入江泰吉氏は次のように回想しています。

 ある冬の一日、雪の降りしきる薬師寺から唐招提寺に向かう路上で、スケッチに余念のない杉本さんの姿を見かけたことがある。スキー帽をかぶって仁王立ちになり、一心に雪景をスケッチするその後姿は、奈良を描くことの情熱の普通でないことを感じさせるに充分だった。スキー帽の上にもコートの肩にも雪が厚く積もっていた。私は声を掛けるのがためらわれ、そっとその場を立ち去った。

 生涯にわたって愛した奈良大和路の風景と、その地を丹念に歩き真摯に描いた杉本健吉の写生から生まれた数々の作品をじっくりとご鑑賞ください。

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